書評を初めて書く人や書評の初心者
テンプレートで簡単に書評を書きたい人
読書をアウトプットしてみたい人
読書の質を上げたい人
書評を書きたいと思っている人は多いのですが、実際に書いている人はほとんどいません。
それは「書評は難しい」と考えてしまっているからです。
現代のアウトプット時代にアウトプットができないでいることは「時代に置いていかれている」と言っても過言ではありません。
本記事では今まで2年半ほどで書評記事を170記事以上更新してきた私が、早くて、質の高い効果的な書評の書き方を誰でも分かるように解説します。
書評のテンプレートも公開していますので、是非チェックしてください。
本記事では書評の書き方を下記の10パートで解説しています。
- 書評とは?
- 書評を書く前に考えるべきことを理解する
- 書評に書く3つのポイントを抑える
- 書評を書くポイントを理解する
- 書評の目的によってタイトルの付け方を変える
- 書評はテンプレートの活用が効果的!
- 書評の質を上げる方法
- 書評の書き方を実践で身につける方法
- 書評サイトを参考にする
- 書評アプリを活用する
あなたが本記事を読むと、下記の4つを手に入れることができます。
・書評を書くときの大事な考え方
・質の高い書評が書ける方法
・効果的な書評テンプレート
・参考になる書評サイト
書評の書き方を理解し、テンプレートも手に入れることができます。つまり、後は書くだけの状態です。
さぁそれでは以下より、書評とは何かを改めて明確にした上で、書評の書き方を解説していきます。メモの準備はよろしいですか?
まず、書評のテンプレートをお見せします。
1、課題の提示・共感
2、本から得られるものを提示
3、著者のプロフィール
4、本の概要
5、要点を3点ポイントで解説
5a、要点1今(過去)の自分
5b、要点2本を読んで◯◯に気づいた(行動)
5c、要点3今後の行動
6:まとめ
これだけでは分かりにくいですよね。
本記事では書評を書いたことがない人でも分かるように順を追って説明していきます。
書評のテンプレートのより具体的な内容だけが知りたい人は「書評はテンプレートの活用が効果的!」にお進みください。
それでは解説していきます!
この記事の目次
書評の書き方1:書評とは?
本の紹介をするときに「書評」によく似た言葉があります。
・読書感想文
・要約
・書評
それぞれ書き方は変わってきます。
また、書評の書き方は「自分のブログ」と「依頼されたもの」などで書き方が変わってきます。
これらを踏まえて、それぞれ解説します。
書評とは?
本の購入を検討しているときに参考になるのが『書評』です。
書評はその本をまだ読んでいない人達に向けて本の内容を、わかりやすく、具体的に紹介します。また、正当に評価するという意味もあります。
そのため、書評を書く際は、下記に3点に注意する必要があります。
・本の内容を簡潔に伝えること
・嘘の評価を書かないこと
・ネタバレしないこと
時間がなくて本が読めない人や、読書が苦手で本を1冊読み切ることができない人が活用すしている印象です。
書評が良いとその本を買いたくなりますよね。書評は読書家にとっての選書の参考サイトの役割も果たしています。
最近では、新聞だけではなく、インターネット上(ブログやSNS)でオリジナルの書評を公開している人もたくさんいます。
読書感想文・要約・書評の違い
3つの違いを簡単に解説します。
読書感想文
自分の意見を中心に書きます。つまり主観です。
本を読んで自分がどう感じたか、どう思ったかなど。
そのため、本を紹介することが目的ではなく、「自分がどう思ったかが」「自分の行動がどう変わったか」などが重要となります。
要約
本の概要の紹介です。つまり客観です。
書評と要約は似ていますが、別物です。
要約は本の重要ポイントを捉えて、万人が理解できるように書く必要があります。本の内容をかみ砕いて説明する必要があるため、要約の難易度は高いです。
書評
本を読者に個人の視点を交えて紹介することが目的です。つまり主観+客観です。
正当な評価を書き、本の内容が読者に誤解されないように注意しましょう。
ただし、書評にも自分の考えや気づきを書く必要があります。もし、自分の意見が無いと、本の紹介になります。
まとめると、下記の通りです。
・読書感想文は自分の意見
・要約は本の紹介
・書評は本の紹介+自分の意見
書評の書き方は自分のブログと依頼されたもので変わる
書評は「本の紹介+自分の意見」と紹介しました。
これはあくまで自身のブログで自分の好きな本を書評する場合に限ります。
もし、企業からの依頼や献本、ライターとしての書評のように「相手の心を動かす文章」を書く場合はより詳細に書く必要があります。
追加で記載すべきは以下の内容です。
・本が誕生した背景や作者の想い
・本を読むことで何を得ることができるか
・本を読むことでどんな課題を解決できるか
このように書評の書き方は目的やに応じて書き方を変えましょう。
自分のブログで書く書評は自分の好きなように書き、依頼された書評は本や著者の魅力が最大限伝わるように書く。
書評を書くうえで「文書に自信が無い人」は、まず文章術の本を読むことをおすすめします。
こちらの記事でおすすめの本をまとめていますので気に入った本を3冊ぐらい読めば一気に文章が上手くなりますよ!
書評の書き方2:書評を書く前に考えるべきことを理解する
書評を書く前に考えるべきことは以下の3点です。
・ターゲティング
・ポジショニング
・メッセージング
それぞれ解説します。
書評の読み手(ターゲット)を考える
あなたの書評を読む(読んで欲しい)のは誰でしょうか?
・ビジネスマン
・新社会人
・経営者
・営業職
・主婦
・学生
など。ターゲットを明確にすることで、「誰に何を伝えるか」が明確になります。
反対にターゲットが決まっていないと伝えたいメッセージが決まらず、相手の心に響かない書評となっていしまいます。
また、ターゲットが決まれば読み手の気持ちを考えて書評を書くことができるため、自分自身も書評が書きやすくなります。
書評を書くまえに「誰に何を、どの立場から伝えたいか」を明確にする
自分の立ち位置(ポジショニング)を明確にする
書評を書く人はたくさんいます。
ただし、書いている人の年齢、性別、職業などはバラバラです。人それぞれ異なる経験や体験をしています。
これらの情報を開示した上で、自分がどういった立場から書評を書くのかを明確にしましょう。
わかりやすい具体例を挙げます。
・女手ひとつで子供を3人育てた主婦が書く育児書評
・3000社をコンサルしてきた経営者のプロの経営書評
・20代で役員になったビジネスマンの営業に関する書評
このように、自分の経験や体験を元にした「強み」具体的に言語化できれば、その立場からオリジナリティがある書評を書くことができます。
相手に「どんな付加価値を提供できるか」を意識しましょう!
伝えたいこと(メッセージング)を決める
上述したように、書評は本を読者に個人の視点を交えて紹介することが目的です。
読書はあなたが本のどの部分に興味を持ち、どんな言葉が心に響いたかを知りたいと思っています。
書評の初心者は本の紹介にばかり力を注ぎがちなので注意してください!
・自分の体験を通して感じた本の魅力
・心に響いた言葉
・本の中で最もワクワクしたポイント
これらに該当する箇所を、本を読みながら探しましょう。
以上のように、「ターゲティング」「ポジショニング」「メッセージング」の3つを意識すれば、より良い書評を書くことができます。
また、この3点に関しては書評に限らず、ブログを含め全てのアウトプットに共通して使える技術となりますので、ぜひ覚えておいてください。
書評の書き方3:書評に書く3つのポイントを抑える
書評には次のようなことを記載することで、その本がどういう本なのか分かりやすくなります。それは、読者が知りたい内容でもあります。
・著者のプロフィール
・本の概要
・自分の意見や気づき
それぞれ何を書くべきか具体的に解説します。
著者のプロフィール
著者の経歴や受賞歴、その他過去に取り組んでことなどを記載します。
具体的には出生年や出生地、他に執筆した本などを書きましょう。書評本文とは分けて書くケースが多いです。
また、プロフィールは書評の冒頭部分で書く方法と最後に書く方法の2パターンあります。下記の場合は冒頭部分でで書くことをおすすめします。
・誰もが知る有名著者
・輝かしい実績を持っている著者
著者の実績がプラスに働く場合は先に情報を与えてあげることで、期待感を持ってもらえます。
反対に下記の場合は最後に書くことをおすすめします。
・著者が有名でない
・本の内容があまりおススメできない
著者や本の内容によって使い分けるようにしましょう。
本の概要
一番重要視したいのは本の「評価」です。
読者はこの部分で、紹介された本を読むかどうかを判断します。そのため、本を読む際は書評を書くことを前提にしましょう。
・どこがその本の重要ポイントか
・どこが読者に刺さるか
・自分に置き換えるとどうか
これを極めると、本を全部読まなくても『はじめに』、『終わりに』、『もくじ』、『気になるページ』を読むだけでも書評を書くことができるようになります。
ただし、いきなり書評を書くのは辞めましょう。作品の内容を紹介した後に評価へと移るほうが、読者の理解度が深まり、伝えたいことが伝わりやすくなります。
また、作品の内容を書くにあたりネタバレは注意しましょう。
特に小説で一番肝心な結末を暴露してしまうことは絶対にNGです。読む前に物語の結末がわかってしまっては台無しになります。
読書した内容のアウトプット方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
自分の意見や気づき
読者が最も楽しみにしているのがこの部分です。
・どんなことを学んだか
・何を感じたか
・どう行動が変わったか
・これからどう行動するか
これらの内容を具体的に記載しましょう。上記内容を元に以下の流れで書評を書くと読者がイメージしやすくなります。
1、今の自分(課題)
2、◯◯に気づいた
3、今後こうする(行動)
4、どういう効果を得られそうか
本に書かれていることも重要ですが、その本を読むことによって『どんな課題を解決できるか』が最重要です。
読者に与えられる価値を意識して本を読み、書評を書くとよいでしょう。
また、書評を書いてみたものの、文章に自信がない場合は文章の完成度を高めるライティングツール【文賢】
書評の書き方4:書評を書くポイントを理解する
一冊の本は200〜300ページあります。
そんな悩みを持っている人も、安心してください。
書評の書き方には3つのポイントがあります。それさえ理解できれば読書が苦手な人でも書評が書けるようになります。
・本を読む前に書評を書く準備をする
・はじめに・おわりに・もくじを読み込む
・感じたことをすべて書き出す
それぞれ詳しく解説します。
本を読む前に書評を書く準備をする
書評を書くにあたり大事なことは事前準備です。
いきなり本を読み始めてはいけません。まずは、Amazonや本の要約サイトなどを活用し、本の概要を理解します。
そのうえで『どんなことを書評に書くか』を決めてから本を読み始めるようにしましょう。
そうすることで、効率の良いインプットが可能です。書評において大事なことはアウトプット前提のインプットです。
書評は本を読む前に8割が決まっていると言っても過言ではありません。本を読む前、読みながら『この箇所は重要だから書評に書こう』などと考えるのです。
はじめに・おわりに・もくじを読み込む
本を読むうえで、はじめに・終わりに・もくじは最重要箇所となります。
なぜなら、筆者の考えや想い、本の内容が簡潔にまとまっているケースが多いからです。もくじでは気になる項目をピックアップすることをおすすめします。
本を読むときはまず、もくじでピックアップした箇所を読み進めましょう。そこがあなたにとって最も価値があります!
1、はじめにを読む
2、終わりにを読む
3、感想をメモする(Twitterに投稿する)
4、もくじを読む
5、もくじの中で気になる箇所をピックアップする
6、パラパラと本の全体を読む
7、もくじでピックアップした箇所を深く読む
7、感想をメモする(Twitterに投稿する)
8、面白ければ本全体を深く読む
9、都度感想をツイート
10、ツイートを元に書評ブログを書く
本は最初から最後までを丁寧に読む必要はありません。効率よく必要な情報をインプットし・アウトプットしましょう!
感じたことをすべて書き出す
上述したように準備の段階では本から何を得たいかなど、本を読む目的を明確にします。目的が明確になれば、本を読みながら様々な気付きを得ることができます。
また、準備で想定していた部分以外にも、面白い・魅力的だと感じたところや疑問を感じた部分には、読みながら付箋や折り込みでチェックしておくとよいでしょう。
読み終わった後でチェックした箇所を振り返り、どの部分を書評に採用をするかを考えるのがよいでしょう。
書評の書き方5:書評の目的によってタイトルの付け方を変える
書評を書くときに必ず迷うのが「タイトル」です。
タイトルには、自分が運営する書評の目的によって変えましょう。
書評の目的は以下の4パターンが多いと思います。
・SEOでの評価をあげて流入数を増やしたい
・ファンが分かりやすいタイトルにしたい
・自分のアウトプット記録を残したい
・オリジナリティある書評にしたい
それぞれのパターンでのタイトルの書き方を解説していきます。
SEOでの評価をあげて流入数を増やしたい
GoogleやYahoo!などでの検索で上位表示させるための方法です。
自分が上位表示を狙っているキーワードをタイトルに入れる
例えば、本記事の場合「書評 書き方 テンプレート」という、ワードで検索された際に上位表示されるよう狙っています。
そのため、タイトルを『書評の書き方を徹底解説!テンプレートの活用で誰でも簡単に【初心者向け】』と設定しています。
また、記事のターゲットを明確にして、ターゲットにクリックされやすく工夫することも大切です。
もちろんこれは、書評のタイトルをつけるときも同じです。
例えば、「小さな習慣」という本の書評で上位掲載している記事は以下のようなタイトルにしています。
【書評&要約】「小さな習慣」で大きな成功を手に入れる具体的な実践方法』
習慣化できない人をターゲットに、書評であることを明確に記載した上で、具体的な実践方法を記載していることを伝えています。
実際に検索エンジンで上位掲載されている記事ですので、もし興味があれば「上位表示されるのはどんな記事か」参考程度に読んでみてください。
ファンが分かりやすいタイトルにしたい
書評を定期的に更新していると、自分のファンになってくれる人が出てきます。
ファンはブログを更新する度にチェックしてくれるので、タイトルにナンバリングをすると、分かりやすくて喜ばれるでしょう。
ナンバリングのタイトル例は以下の通りです。
【書評No.171】人生うまくいく人の感情リセット術/樺沢紫苑
ただし、この方法がファンがたくさんいる場合にだけ使用した方が良いです。私の経験上、ブログを読んでくれる人の大多数は検索から特定の記事への流入です。
ナンバリングはすでにブログにファンがたくさんいる人やFacebookやTwitterSNSで繋がりのある人からの流入が多い場合のみ、実施しましょう。
自分のアウトプット記録を残したい
自分のための書評ブログであれば、タイトルは何でもOKです。特に気にする必要はありません。
強いていうのであれば、後から検索しても分かるように以下の内容を記載しましよう。
・本のタイトル名
・本の著者名
・本の出版社名
・ブログ執筆日
私の場合は、必ず誰かに見られることを想定していたので、このような記事タイトルはつけたことがありません。
オリジナリティある書評にしたい
書評のタイトルは多くの人が本のタイトルや著者名を並べているだけです。私も以前はそうでした。
しかし、他の人とタイトルが被りやすく差別化ができないです。
私の場合はできるだけ他の人とは違うタイトルで読者に興味を持ってもらえるよう工夫しています。
例えば、「アウトプット大全」の書評の場合は以下のようなタイトルをつけています。
アウトプット大全が悲鳴をあげるくらい、アウトプット大全を使い倒す方法【書評&要約】
実はこれ、無料ツールを使ってタイトル作成のヒントを得ています。
私が使っているツールはバカ売れキャッチコピーを作成!プロ直伝のタイトルメーカーメガトリです。
このように、キャッチコピーを作成したい単語を入力するだけで、ユニークなキャッチコピー案を複数作成してくれます。
書評の書き方6:書評はテンプレートの活用が効果的!
もっと簡単に考えましょう。1番簡単にイチを作る方法がテンプレートです。テンプレートさえ作成できれば、後はその型に沿って埋めていくだけの簡単な作業となります。
例えば、私の場合は下記のようなテンプレを使っています。
書評テンプレート1
本ブログ、26歳で読書を始めたら人生が変わった!のテンプレート例
1、課題の提示・共感
2、本から得られるものを提示
3、著者のプロフィール
4、本の概要
5、要点を3点ポイントで解説
5a、要点1今(過去)の自分
5b、要点2本を読んで◯◯に気づいた(行動)
5c、要点3今後の行動
6:まとめ
上記のように書くと決めておけば、それに当てはまる箇所を見つけて(気づいて)その通りに書くだけです。
そうすれば、自然と本を読む際にテンプレに沿って読むようになります。
最初はひたすらその通りにやってください。10冊書評を書けば、基本が身につき、その後は自分で好きなように肉付けができるようになります。
書評の中に自分の体験や気づきを交える!
他にも参考になる書評サイトはたくさんあるので、自分の書きやすそうなテンプレを見つけて、真似してみてください。
ここでは、「神・時間術」の書評を元にテンプレートの解説を行います。
1、課題の提示・共感
2、本から得られるものを提示
3、著者のプロフィール
※ここでは、2・3の順番が逆になっていますが、順番の前後は特に問題ありません。
4、本の概要
本文が非常に長いため目次のみ紹介します。
この書評はかなり詳しく記載しているため、本の概要や要約が3パラグラフありますが本来は1パラグラフで十分です。
5、要点を3点ポイントで解説
こちらも長いため目次の紹介です。下記に一つだけ詳細を記載します。
5a、要点1今(過去)の自分
5b、要点2本を読んで◯◯に気づいた(行動)
5c、要点3今後の行動
6:まとめ
以上です。
ここまで構成が完成していれば、あとは自分なりの意見や経験を交えて書評を書くのみです。
書評テンプレート2
Share読書.Comさんのテンプレート例
1、書籍の紹介文
2、【要約】15個の抜粋ポイント
3、【実践】3個の行動ポイント
4、ひと言まとめ
5、本日の書籍情報
6、お知らせ
とてもシンプルで読者を意識したテンプレートになっていますね。
ポイントが簡潔にまとまっているので、「この本の内容を知りたい」、「この本が買うに値するか」をチェックする時に利用する人が多いでしょう。
私のテンプレートとの大きな違いは「【要約】15個の抜粋ポイント」ですね。
私が気づきや行動など「主観」がメインなのに対して、Share読書.Comさんは客観が多いですね。
自分にとって最適な主観と客観のバランスを見つける
書評の書き方7:書評の質を上げる方法
書評の質を上げる方法を具体的に3つ紹介します。
電子書籍読み放題で読書の量を増やす
読書時間を短縮し読書の質を上げる
アウトプットで読書の質を上げる
それぞれ解説します。
電子書籍読み放題で読書の量を増やす
書評の質を上げるためには読書の量を増やすことは欠かせません。
たくさんの本を読むことで、本を理解する力や読解力、思考力が身につきます。
ビジネス書や実用書、小説などの読み放題サービスはKindle Unlimited
サービスの特徴を比較していきます。
サービス | 月額料金 | ラインナップ | お試し期間 |
Kindle Unlimited | 980円 | 小説: 20,000以上 実用書: 10,000以上ビジネス書: 10,000以上 | 30日 |
ブックパス | 562円 | 小説: 1,500程度実用書: 3,800程度 ビジネス書: 1,200程度 | 30日 |
このように、ビジネス書や実用書、小説などの「電子書籍」を読みたい場合は、Kindle Unlimitedがおすすめです。
本の充実度が圧倒的に違います。
読みたい本が1冊でも見つかれば価格の差以上にお得ですよ。まずは無料お試しでどんな本があるか確認してみてください!
\30日間の無料お試し/
電子書籍の読み放題サービスに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので興味がある人は参考にしてください。
読書時間を短縮し読書の質を上げる
書評を書く際に弊害となるのが、本の内容を忘れてしまうことです。
本を読むのに時間がかかると当然、内容を忘れます。
私も昔は1ヶ月ぐらいかけて1冊の本を読んでいましたが、読み終わる頃には序盤の内容を忘れてしまっていました。その結果、何も身につかず自己満足の読書になっていました。
本を読むときは一気に読み切るのがおすすめです。1回の読書で1冊読み切るのが理想ですが、難しい場合は最高でも1週間以内に読みきりましょう。
・じっくり読む箇所を決める
・太字だけを流し読みする
・本の要約をしようとしない
私の場合、もくじを見て書評の大枠を決めてしまいます。そして、書評に書く前提でその部分を読み込みます。残りの箇所は太字だけ読んだり、興味のある部分だけ読み込みます。
読書が苦手な人は『本を全部読まないといけない』と思い込んでしまっていて、1冊を読み切るのに1ヶ月かかってしまったり、最後まで読まなかったりすることが多いです。
読書において大事なことは、本に書かれている内容ではありません。『どんな気づきを得られるか』『何を思考するか』です。
本を全部読まなければ『もったいない』という考えは捨てましょう。本の内容を覚えていない方がもったいないです。本を読むための読書から、行動するための読書に変えましょう。
読書の具体的な効果を知っていれば、「読書」への納得感が生まれ、読書の質がさらに高まります。読書の効果に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
アウトプットで読書の質を上げる
読書の効果を高める1番最適な方法がアウトプットです。ここでは2つのアウトプットを紹介します。
本に線を引く
本を読む際にマーカーや赤ぺんで線を引き、必要に応じて書き込みを入れましょう。本に線を引くタイミングは下記の3つです。
・新しい気づきがあったとき
・なんとなく気になったところ
・参考にしたい表現や知識があったとき
マーカーを引いて本を読むと、引かない場合に比べ、内容に集中するので、インプットの質が上がります。
インプットとアウトプットは表裏一体です。
インプットの質が上がるとアウトプットの質もあがります。また「線を引く」という行為自体もアウトプットとなります。線を引くことは誰にでもできるので実践してみてください。
読書ノートを書いてみる
読書ノートを書くと、本の内容を最大限に吸収し活用することができます。
読書をする人は多いけれども、本から得た学びや情報を効率よく自分の資産として残せていない人も多いです。
「文字を目で追う読書」から「何かを書き出す」読書に変えることで、読んだ本の内容を記憶し、行動に変えてきましょう。
また、ノートを書こうとすることで、読書に「ノートを書く」という目的が生まれ、効率の良い読書が可能です。
その本から自分は何を学びたいのかを明確にした上で読書をしましょう。
実際にノートに書くのは下記の3点です。
・印象に残った言葉や表現
・気づき
・今後の行動(ToDo)
書評の書き方8:書評の書き方を実践で身につける方法
書評の書き方を身につけるためには「実践」が一番です。
具体的にはこちらの2つを行うと良いでしょう。
・Twitterで本の感想をシェアする
・ブックレコメンド本を紹介する
それぞれ解説します。
Twitterで本の感想をシェアする
Twitterで本の感想をシェアするポイントは『小さく発信する』ことです。
いきなりハイレベルな書評を書こうとするとハードルが高く、最終的に書ききれない恐れがあります。
自分でハードルを下げてあげることが重要です
その最適な方法がTwitterです。
Twitterは最大140文字ですので、誰でも気軽に書けるでしょう。140文字を10回アウトプットすると1400文字で立派な書評を完成させることができます。
私も本の感想を以下のような形でどんどんアウトプットしています!
人間図書館らしく
本も紹介していきます😎今日はこれ!
「言葉にできる」は武器になる。/梅田悟司 @3104_umeda
言葉を磨くということは、
自分の思考を深めるということこの気づきを得てから、
自分の思考に向き合うようになりました😆
私のアウトプットの原点☘️https://t.co/dniUGXNF6G— モリゴッド📚人間図書館 (@forest_god1) September 11, 2019
その他にも読書のアウトプット方法はたくさんあります。以下の内容を詳しく解説しています。
・読書アウトプットの効果
・読書アウトプットの準備
・読書アウトプット初級編
・読書アウトプット中級編
・読書アウトプット上級編
・読書アウトプットの参考本
読書アウトプットの質と量を増やすことができれば、書評の質と量も圧倒的に増やすことができます。是非、読んでみてください。
ブックレコメンドで本を紹介する
ブックレコメンドは2冊の本を紹介するサイトです。
・本のあらすじ
・2冊の本のつながり
この2点をメインに紹介を書きます。
そして現在、「ブックレコメンド」では寄稿者の募集をしています。寄稿方法は「本2冊の紹介とそのつながりを500字程度で書くだけ」です。
読書のアウトプットを練習するのにちょうど良いと思います。ぜひチャレンジして見てください。
ブックレコメンドの詳細はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
書評の書き方9:書評サイトを参考にする
最強の勉強方法は「真似ぶこと」と言われています。それは書評においても同じです。世の中にはすでに書評サイトがたくさんあります。自分でイチから作るよりも、既存の書評サイトを参考にし、自分なりにアレンジを加えていくと、質が高くてオリジナリティ溢れる書評がかけるようになります。
私も普段、書評記事をよく読むので、その中で参考になる・汎用性があると感じている書評サイトを3つ紹介します。
先ほどテンプレでも紹介しました。圧倒的な書評量です。その量なんと1400冊越え。上記にも記載したようにテンプレを活用されていますので、参考にしてみてください。
かきぴりある。
文章力と書評の構成力の高さが勉強になります。
引用の使い方や会話形式の文章など。読者が読みやすい工夫をされています。以前は200日以上、毎日更新をされていたようです。
美女読書
「美女×読書」というコンセプトがおもしろいです。
また、最新のビジネス書のレビューがいち早く読めるので魅力的です。様々なライターさんが執筆しており、色んな書評を読めるのでとても勉強になります。
26歳で読書を始めたら人生が変わった!
私が運営しているこのサイトです。今まで150記事以上の書評記事を書いてきました。
ビジネス書や自己啓発書を中心に「人生が変わるような本」を紹介しています。
書評一覧は以下の記事でまとめています。
書評の書き方10:書評アプリを活用する
書評アプリは他の人が書いた書評や自分が書いた書評などを、いつでもどこでも好きなだけ読むことができるというものです。
サービスにもよりますが、書評アプリでできることは非常に多いです。
・書評や要約を読む
・自分が読んだ本の感想をメモする
・誰かが書いた書評にコメントする など。
おすすめの書評アプリを、選ぶべきポイントに沿って比較します。
アプリ | 書評の質 | 書評の量 | SNS | 料金 |
flier | ◎ | ◎ | × | 有料 |
bookvinegar | ○ | △ | △ | 無料 |
読書メーター | △ | ◎ | ◎ | 無料 |
ブクログ | △ | ○ | ○ | 無料 |
Readee | △ | △ | ◎ | 無料 |
ざっくり比較するとこんな感じです。
そんな人のために、利用目的に応じて選ぶべきサービスをまとめました。
まずは使ってみて、自分に合ったサービスを利用するのが良いでしょう。
迷っている人は「flier」が良いです。とにかく書評の質が圧倒的に高く、本を読む必要性が無くなります。
無料期間に解約すれば料金は一切かからないので、まずは初月無料でお試しをしてみるのが良いでしょう。
\初月無料キャンペーン中/
書評アプリについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
書評の書き方(番外編):大学生向け!書評レポートの書き方
書評のレポートを書く場合は少し書き方が変わります。
レポートの場合は、気づきや行動だけでなく「論評」を書く必要があります。
論評とは以下の通りです。
ある物事の内容・結果などを論じ、批評すること。また、その文章。
引用元:コトバンク
普通の書評とベースは変わりません。
「本を読んで何を感じ考えたか、それはなぜか」を論理的に書きましょう!
書評レポートを書くときのポイントを紹介します。
・著者の意見に納得できた点
・類似本と違って「新しい」と感じた点
・本の内容で足りないと感じた点
・自分の意見や代替案
書評レポートに関しては以下の記事でさらに詳しく解説しています。
書評の書き方についてまとめ
ここまで、書評の書き方についてお伝えしました。最後に内容をおさらいします。
- 伝えるべき内容を明確にする
- 目次を読み込み本の全体像を理解する
- テンプレートを活用してスピードと質を上げる
- 書評サイトを参考にする
書評は難しく捉えられがちですが、テンプレートを活用すれば誰でも質の高い書評を書くことができます。
書評は個人の感想メインでいいのです。極端に言うと『この本は面白かったです。その理由は下記の3点です。1、◯◯ 2、△△ 3、□□』だけでも十分な書評です。
まずは周りにどう思われるかは考えず、自分が感じたことをどんどん書いていきましょう。
大事なことは『とにかく書く』ことです。
最初から上手く書ける人なんていません。最初は自分の書いたブログを読むと、レベルの低さに恥ずかしくなるかもしれません。失望するかもしれません。
しかし、それは誰もが通る道であり、書かないと何も始まらないです。とにかく書いて書いて書きまくる。そして少しずつ成長していきましょう。
また、書評を書く以前に「読書がなかなかできない」、「読書の習慣を身につけたい」という人は以下の記事も読んでみてください。
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\忙しいときは耳で読書しよう/