書評

プロが教える!書評の書き方5ステップ【テンプレを活用しよう】

書評の書き方

・書評の書き方がわからない
・読書の感想をアウトプットしたい
・読書の質を上げたい

近年のアウトプットブームの影響か、上記のような書評についての相談をよくされるようになりました。あなたも読書の感想や書評をアウトプットしたいと思っていませんか?

書評を書きたいと思っている人は多いのですが、実際に書いている人はほとんどいません。この総アウトプット時代にアウトプットができないでいることは「時代に置いていかれている」と言っても過言ではありません。

しかし、この記事に出会ったあなたはもう大丈夫です。本記事では今まで2年半ほどで書評記事を170記事以上更新してきた私が、早くて、質の高い効果的な書評の書き方を誰でも分かるように解説します。

Twitterでは本記事が参考になったというお声もいただいております。

さて、本記事では下記の5つをメインに解説しています。

本記事のポイント

あなたが本記事を読むと、下記の3つを手に入れることができます。

・質の高い書評が書ける

・効果的な書評テンプレートが分かる

・参考になる書評サイトがわかる

書評の書き方を理解し、テンプレートも手に入れることができます。つまり、後は書くだけの状態です。

さぁそれでは下記より、書評とは何かを改めて明確にした上で、書評の書き方を解説していきます。メモの準備はよろしいですか?

書評とは?

書評とは

書評とは本の内容をわかりやすく伝えること

本の購入を検討しているときに参考になるのが『書評』です。書評を読んだことがある人は多いと思います。書評はその本をまだ読んでいない人達に向けて本の内容を、わかりやすく、具体的に紹介します。また、正当に評価するという意味もあります。

そのため、書評を書く際は、下記に3点に注意する必要があります。

・本の内容を簡潔に伝えること
・評価をあやまらないこと
・ネタバレしないこと

最近では、新聞だけではなく、インターネット上(ブログやSNS)でオリジナルの書評を公開している人もたくさんいます。時間がなくて本が読めない人や、読書が苦手で本を1冊読み切ることができない人は活用するべきでしょう。書評が良いとその本を買いたくなりますよね。書評は読書家にとっての選書の参考サイトの役割も果たしています。

書評と読書感想文・要約の違い

書評は、本を読者に個人の視点を交えて紹介することが目的です。正当な評価を書き、本の内容が読者に誤解されないように記載しましょう。ただし、書評にも自分の考えや気づきを書く必要があります。もし、自分の意見が無いと、本の紹介になります。

読書感想文は、自分の意見を中心に書きます。本を読んで自分がどう感じたか、どう思ったかなど。そのため、本を紹介することが目的ではなく、自分がどう思ったかが重要となります。

要約は本の紹介です。書評と要約は似ていますが、別物です。要約は本の重要ポイントを捉えて、万人が理解できるように書く必要があります。本の内容をかみ砕いて説明する必要があるため、要約の難易度は高いです。

まとめると、下記の通りです。

・読書感想文は自分の意見
・要約は本の紹介
・書評は本の紹介+自分の意見

書評の書き方①書評に書く内容を明確にする

明確にする

書評には次のようなことを記載することで、その本がどういう本なのか分かりやすくなります。それは、読者が知りたい内容でもあります。

著者のプロフィール

著者の経歴や受賞歴、その他過去に取り組んでことなどを記載します。具体的には出生年や出生地、他に執筆した本などを書きましょう。書評本文とは分けて書くケースが多いです。

また、プロフィールは書評の冒頭部分で書く方法と最後に書く方法の2パターンあります。下記の場合は冒頭部分でで書くことをおすすめします。

・誰もが知る有名著者
・有名ではないが輝かしい実績を持っている著者

反対に下記の場合は最後に書くことをおすすめします。

・著者が有名でない
・本の内容があまりおススメできない

著者や本の内容によって使い分けるようにしましょう。

本の概要

一番重要視したいのは「評価」の部分です。読者はこの部分で、紹介された本を読むかどうかを判断します。そのため、本を読む際は書評を書くことを前提に、「どこがその本の重要ポイントか」「どこが読者に刺さるか」などを考えましょう。これを極めると、本を全部読まなくても『はじめに』『終わりに』『もくじ』『気になるページ』を読むだけでも書評を書くことができるようになります。

ただし、いきなり書評を書くのは辞めましょう。作品の内容を紹介した後に評価へと移るほうが、読者の理解度が深まり、伝えたいことが伝わりやすくなります。

また、作品の内容を書くにあたりネタバレは注意しましょう。特に小説で一番肝心な結末を暴露してしまうことは絶対にNGです。読む前に物語の結末がわかってしまっては台無しになります。

自分の意見や気づき

読者が最も楽しみにしているのがこの部分です。本を読み「何を感じ」「どう行動が変わったか」を具体的に記載しましょう。

下記の4点セットの気づきを書くと読者がイメージしやすくなります。

・今の自分(課題)
・◯◯に気づいた
・今後こうする(行動)
・どういう効果を得られそうか

本に書かれていることも重要ですが、その本を読むことによって『どんな課題を解決できるか』が最重要です。読者に与えられる価値を意識して本を読み、書評を書くとよいでしょう。

書評の書き方②書評を書くポイントを理解する

ポイントを理解する

本を読む前に書評を書く準備をする

書評を書くにあたり大事なことは『準備』です。つまり、いきなり本を読み始めてはいけません。まずは、Amazonなどを活用し、本の概要を理解します。そのうえで『どんなことを書評に書くか』を決めてから本を読み始めるようにしましょう。

そうすることで、効率の良いインプットが可能です。書評において大事なことはアウトプット前提のインプットです。つまり、書評は本を読む前に8割が決まっていると言っても過言ではありません。本を読む前、読みながら『この箇所は重要だから書評に書こう』などと考えるのです。

はじめに・おわりに・もくじを読み込む

本を読むうえで『はじめに』『終わりに』『もくじ』は最重要箇所となります。なぜなら、筆者の考えや想い、本の内容が簡潔にまとまっているケースが多いからです。もくじでは気になる項目をピックアップすることをおすすめします。本を読むときはまず、もくじでピックアップした部分を読み進めましょう。そこがあなたにとって最も価値のある可能性が高いです。

感じたことをすべて書き出す

上記で述べたように準備の段階で『本から何を得たいか』など、本を読む目的を明確にします。本を読む段階ではその答えとなる部分をどんどん書き出しましょう。

また、『準備』で想定していた部分以外にも、面白い・魅力的だと感じたところや疑問を感じた部分には、読みながら付箋や折り込みでチェックしておくとよいでしょう。読み終わった後でチェックした箇所を振り返り、どの部分を書評に採用をするかを考えるのがよいでしょう。

書評の書き方③書評はテンプレの活用が効果的!

テンプレが効果的

書評を書くことは難しいことではありません。難しく感じてしまうのは、ゼロから何かを生み出そうと考えてしまっているからです。もっと簡単に考え、、、先にイチを作ってしまえばいいのです。それがテンプレです。テンプレさえ作成できれば、後はその型に沿って埋めていく簡単な作業となります。

例えば、私の場合は下記のようなテンプレを使っています。

書評テンプレ1

26歳で読書を始めたら人生が変わった!のテンプレ

1、課題の提示・共感
2、著者のプロフィール
3、本の概要
4、要点を3点ポイントで解説
 4-a、要点1今の自分
 4-b、要点2本を読んで◯◯に気づいた
 4-c、要点3
5:まとめ

※4の中に自分の体験や経験、気づきを交える。

上記のように書くと決めておけば、それに当てはまる箇所を見つけて(気づいて)その通りに書くだけです。そうすれば、自然と本を読む際にテンプレに沿って読むようになります。最初はひたすらその通りにやってください。10冊ぐらい書評を書けば、基本が身につき、その後は自分で好きなように肉付け(応用)ができるようになります。

他にも参考になる書評サイトはたくさんあるので、自分の書きやすそうなテンプレを見つけて、真似してみてください。

書評テンプレ2

Share読書.Comさんのテンプレ

1、書籍の紹介文
2、【要約】15個の抜粋ポイント
3、【実践】3個の行動ポイント
4、ひと言まとめ
5、本日の書籍情報
6、お知らせ

書評の書き方④書評の質を上げる方法

質をあげる

読書時間を短縮し読書の質を上げる

書評を書く際に弊害となるのが、『本の内容』を忘れてしまうことです。本を読むのに時間がかかると当然、内容を忘れます。私も昔は1ヶ月ぐらいかけて1冊の本を読んでいましたが、、、読み終わる頃には序盤の内容を忘れてしまっていました。その結果、何も身につかず『自己満足』の読書になっていました。

以上のことから、本を読む際は一気に読み切る方が良いです。1回の読書で1冊読み切るのが理想です。難しい場合は最高でも1週間以内に読みきりましょう。

読書時間を短縮するためのポイントは下記の3つです。

・目次を見て、じっくり読みたいポイントを決める
・太字だけを流し読みする
・本の要約をしようとしない

私の場合、もくじを見て書評の大枠を決めてしまいます。そして、書評に書く前提でその部分を読み込みます。残りの箇所は太字だけ読んだり、興味のある部分だけ読み込みます。

読書が苦手な人は『本を全部読まないといけない』と思い込んでしまっていて、1冊を読み切るのに1ヶ月かかってしまったり、最後まで読まなかったりすることが多いです。

読書において大事なことは、本に書かれている内容ではありません。『どんな気づきを得られるか』『何を思考するか』です。

本を全部読まなければ『もったいない』という考えは捨てましょう。本の内容を覚えていない方がもったいないです。本を読むための読書から、行動するための読書に変えましょう。

アウトプットが読書の質を上げる

読書の効果を高める1番最適な方法がアウトプットです。ここでは2つのアウトプットを紹介します。

線を引く

1つ目は『線を引く』ことです。特に読書好きの人は本に書き込みをしない傾向にあります。これは本を綺麗に保管したいという想いからくるものでしょう。しかし、人間はアウトプットをしないと忘れてしまいます。本の内容を覚えていなければ書評も書けません。読書はアウトプットするためにあります。本をどんどん汚しましょう。

Twitterを活用し小さく発信する

2つ目は『小さく発信する』ことです。いきなり書評を書こうとするとハードルが高く、最終的に書ききれない恐れがあります。そのため、ハードルを下げてあげることが重要です。最適な方法はTwitterです。Twitterは最大140文字ですので、誰でも気軽に書けるでしょう。140文字を10回アウトプットすると1400文字で立派な書評を完成させることができます。

書評の書き方⑤書評サイトを参考にする

書評サイトを参考にする

最強の勉強方法は「真似ぶこと」と言われています。それは書評においても同じです。世の中にはすでに書評サイトがたくさんあります。自分でイチから作るよりも、既存の書評サイトを参考にし、自分なりにアレンジを加えていくと、質が高くてオリジナリティ溢れる書評がかけるようになります。

私も普段、書評記事をよく読むので、その中で参考になる・汎用性があると感じている書評サイトを3つ紹介します。

Share読書.Comさん

先ほどテンプレでも紹介しました。圧倒的な書評量です。その量なんと1400冊越え。上記にも記載したようにテンプレを活用されていますので、参考にしてみてください。

かきぴりある。さん

文章力と書評の構成力の高さが勉強になります。引用の使い方や会話形式の文章など。読者が読みやすい工夫をされています。以前は200日以上、毎日更新をされていましたが、最近はあまり書かれていません。

美女読書さん

「美女×読書」というコンセプトがおもしろいです。また、最新のビジネス書のレビューがいち早く読めるにので魅力的です。様々なライターさんが執筆しており、色んな書評を読めるのでとても勉強になります。

書評の書き方についてまとめ

ここまで、書評の書き方についてお伝えしました。書評は難しく捉えられがちですが、『読書が好き』な人であれば誰では書けます。読書が苦手な人はンプレを活用してください。何を書いたらいいか迷っている人は書評と要約が少し混ざってしまっている可能性があります。

もっと気楽に考えましょう。書評は個人の感想でいいのです。極端に言うと『この本は面白かったです。その理由は下記の3点です。1、◯◯ 2、△△ 3、□□』だけでも十分な書評です。まずは周りにどう思われるかは考えず、自分が感じたことをどんどん書いていきましょう。

大事なことは『とにかく書く』ことです。最初から上手く書ける人なんていません。最初は自分の書いたブログを読むと、レベルの低さに恥ずかしくなるかもしれません。失望するかもしれません。しかし、それは誰もが通る道であり、書かないと何も始まらないです。とにかく書いて書いて書きまくる。そして少しずつ成長していきましょう。