読書の効果を高めたい人
読んだ本の内容をすぐ忘れる人
本を読んで成長したい人
アウトプット方法がわからない人
アウトプットの量と質を上げたい人
特にこれからアウトプットを始めたい人、アウトプットをすでに始めていて、さらに質の高いアウトプットをしたい人におススメの記事となります。
まず、読書は本を読むだけでなく「アウトプット」をするべきだと言われています。
それは、アウトプットをすることでたくさんのメリットがあるからです。
しかし、多くの人は本を読んでも読みっぱなしでアウトプットをすることができていません。
それはアウトプットの方法を知らないからです。
本記事ではアウトプットとはなにかを明確にした後に、実際のアウトプットの効果と方法をお伝えします。
・初級編
・中級編
・上級編
それぞれのレベルにあった具体的なアウトプット方法を紹介します。
申し遅れました。私サラリーマン書評ブロガーの森GOD @forest_god1 です。
今までに本を読んで書評を170記事以上執筆しました。読書アウトプットに関しては誰よりも効果を実感しています。
それでは私の体験を元に読書アウトプットの効果と方法を詳しく解説していきます。
・アウトプットの本質
・アウトプットで得られる効果
・具体的なアウトプット方法
・レベルに合ったアウトプット
・アウトプットのオススメ本
まず初めに読書アウトプットの効果を紹介します。
すぐに読書アウトプットの具体的な方法を知りたい人はこちらから。
読書のアウトプットをするためには前提として、読書の量を増やす必要があります。
効率よく読書の量を増やすためには、電子書籍読み放題サービスを活用するのがおすすめですよ!
この記事の目次
- 1 読書アウトプットの効果とは?
- 2 具体的な読書アウトプット方法
- 3 読書アウトプットの準備編
- 4 読書アウトプット初級編
- 5 読書アウトプット中級編
- 6 読書アウトプット上級編
- 7 読書アウトプットをする前に読むべき本
- 8 読書アウトプットでお金を稼げる?
- 9 読書アウトプットまとめ
読書アウトプットの効果とは?
読書をしない人に限って、読書をしても意味が無いと言います。しかし本当にそうなのでしょうか?
私は読書にはたくさんの効果があり、読書にはメリットが多いと考えています。
そして読書アウトプットをするとその効果はさらに高まります。実際、私のブログのタイトルが『26歳で読書を始めたら人生が変わった!』であるように、人生が変わるような経験もしています。
ということで、読書から得られる効果を体験を元に6つにまとめました。
・読書アウトプットで新しい知識を得ることができる
・読書アウトプットで集中力が上がる
・読書アウトプットをするとストレス発散になる
・読書アウトプットで論理的思考力が身につく
・読書アウトプットで文章を読むスピードが速くなる
・読書アウトプット仲間ができる
読書の効果を疑っている人、読書好きな人、読書に興味がない人、この記事を読んだすべての皆さまが読書の効果を知り、読書で人生を変えることを願っています。
すでに読書アウトプットの効果を感じていて「読書ブログを始めてみたい」と考えている方には以下の記事がおすすめです。
読書アウトプットで新しい知識を得ることができる
読書アウトプットの1番の魅力が、他の人が経験したことや体験したことを疑似体験できることです。
著者が実際に悩み苦しんだことを『どのようにして乗り越えたか』『何を考え、どんな工夫をしたか』など、そのストーリーは自分の中に新しい気づきを与えてくれます。その効果は具体的に下記3点になります。
問題解決ができる
この世にはたくさんの悩みがあります。しかしそれと同時にたくさんの本もすでに出版されています。
本の基本は『誰かの悩みを解決すること』にフォーカスされています。つまり、本の数だけ悩みを解決する方法があるのです。
Google Booksによると、世界に存在する全ての本の数は1億2986万4880冊だといいます。これだけの数があれば、あなたのどんな問題でも解決できるはずです。
私もサラリーマンとして時間の使い方やプレゼン力、マネージメントの方法など様々な悩みを抱えていましたが、すべて本の力によって解決できました。
あなたも何か解決したい課題があれば必ず本を読みアウトプットすることで解決できるはずです。
気づきを得られる
上記でも記載したように、読書の1番の魅力は、他の人が経験したことや体験したことを疑似体験できることです。
つまり、自分にとっての新しい体験を2〜3時間で経験することができるのです。そこでは今までの自分に無い新しい気づきをたくさん得ることができるでしょう。
私は読書の本質は『本の内容には無い』と考えています。1番大事なことは読者が『何に気づき、どう行動が変わるか』です。
反対に言うと、何も気づきを得られない読書は無価値です。読書をするときは『新しい気づきを3つ得る』ことを意識してみてください。
行動が変わる
読書をしているとたまに『猛烈に共感する』ときがあります。著者の気持ちとシンクロし『自分もそう思っていた』と思います。
そして、そんな時は行動が変わりやすいです。新しい気づきを得ることは最重要ですが、それ以上に行動が変わることは重要です。
・知ってることとできることは違う
・机上の空論
・頭でっかち
・理論のための理論構築
・事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ
世の中にはこのような言葉がたくさんあります。頭でわかっていることは重要でなく、行動することが重要です。
しかし、人が行動するときは理論に納得しているときではなく感情が動いたときです。本は共感を生みやすい媒体のため、行動にも繋がりやすいです。
本を読むときは『その後どういう行動をするか』を必ず考えるようにしましょう。
読書アウトプットで集中力が上がる
人間の集中力は60分程度が限界と言われています。読書をアウトプットすることを意識すれば、本をだらだら読まずに集中す流ことができます。具体的な方法を下記で解説します。
45分を基準にする
・サッカーのハーフタイム
・学校の授業時間
これらが45分〜60分以内なのは人間の『集中力』が元になっているからです。そのため、読書をする際は45分をひとつの基準にしてください。
私の場合は45分×2セットで本を読むことが多いです。まず始めに読むのは下記の3箇所です。
・はじめに
・終わりに
・目次
これらを熟読することで本の概要やポイントを理解します。
さらに目次の中で気になる箇所を3〜5つほどピックアップし、残りの45分で読み進めていきます。(その本があまりにも面白い場合は後45分延長し、残りの箇所もサクッと読みます)
このように読書においては時間を決めることがとても重要です。時間を決めると、その時間は必ず読書に集中できるので自然と集中力が身につきます。
私は読書を始めてから、何事も45分は集中できるようになりました。
また、このときに大切なことは必ず『アウトプットを前提にした読書』をすることです。そうすることで、読書の質が高まり短い時間でも効果的な読書をすることができます。
自分と向き合う
読書は誰かと一緒にやることはなく、どんな時でも自分1人で行います。つまり、読書とは『自分と向き合う時間』と言うことができるでしょう。
読書をしていると様々な気づきがあります。本に書かれていることを自分に置き換えて考え、自分と対話アウトプットをします。
このように自分と対話をすることをマインドフルネスとも言い、集中力アップにも効果的と言われているので実践してみてください。
また、現代はインターネットが普及しスマホでいつでもどこでも誰とでも繋がれる時代です。(特にSNSやLINEなど)
だからこそ、一人きりで自分自身と向き合える読書には価値があると思います。いつもスマホを触り、SNSの通知ばかり気にしていると集中力がなくなってしまいます。
読書をしてスマホから離れることは集中力を高めるために最も効果的な方法かもしれません。
目標を持つ
読書において大事なことは、事前に読書の目的を決めてから読書をすることです。具体的には、『SNSでの文章の書き方を知りたい』『すぐに始められるアウトプットの方法を知りたい』などです。
目標を持つことで、脳は自然と目標を達成することを意識し集中力が高まります。ポイントは意識することです。
例えば、1日の終わりに『今日、青いものを何個見た?』と質問をしても、その答えは出てこないでしょう。
しかし、朝に『今日1日、青いものを探そう』と決めてから1日を過ごすと、何個青いものを見つけたか答えを出すことができます。
このように本を集中して読み、効果的な読書をするためには事前に目標を設定し、アンテナを張ること(意識すること)がとても大事になります。
反対に目標もなく、だらだら読書をした場合、、、読書の効果はほとんどありません。『読みました。はい、楽しかったです。以上。』ではなんの意味もありません。
読書では、気づきを得て行動が変わることが大切です。そのためには目標を設定してから読書をするようにしましょう。
読書アウトプットをするとストレス発散になる
読書はゲームをするよりもストレス発散になると言われています。
日本の電車ではゲームをしている(スマホを触っている)人9割、読書をしている人1割未満、、、なので皆、必死にストレスを溜めているということになります。
イギリスのサセックスにある大学において、読書・音楽視聴・1杯のコーヒータイム・テレビゲーム・散歩それぞれのストレス解消効果を検証したところ、ストレス解消効果は以下のような結果になったそうです。
・読書:68%
・音楽試聴:61%
・コーヒータイム:54%
・散歩は:42%
・テレビゲーム:21%
上記のように本を読んでいる時間はストレス解消に最も効果的な時間と言えるでしょう。私もよく読書をしていますが、実際にストレス解消になっている実感があります。
さらに読書アウトプットをすると自分の悩みやモヤモヤが明確になり、スッキリとした気持ちになります。読書にアウトプットを加えると効果的にストレス発散をすることができます。
自分だけの時間を持てる
実際にストレス解消になっている実感の正体を考えてみました。それは、『自分だけの時間』です。
読書をすると自分だけ時間の中に入ることができ、現実世界を忘れるぐらい夢中になってしまいます。現実逃避と言ってもいいかもしれません。
もちろん現実から逃げてばかりいるのはよくないと思いますが、たまには現実を忘れるぐらい没頭するのもいいのではないでしょうか。
私は基本的にはビジネス書や自己啓発書を読むことが多いです。
ただし、ストレス発散という視点で読書を見ると、上記考えの元、小説はその本の『世界』にどっぷりと浸かることができるのでストレス解消に良いと思います。
自分の好きなことをやっている感覚がある
・あなたのストレス解消方法は何ですか?
・なぜその方法でストレス解消をするのですか?
『なぜ?』を突き詰めると最終的にたどり着くのは『好きだから』だと思います。自分の好きなことをやっているときは楽しくて楽しくてたまりません。
私は読書が好きです。しかし、読書は本を買わないといけないですし、多くの時間も使います。好きなことに対して『お金と時間』をかけているこの感覚がストレス解消に繋がっているのでしょう。
女性がショッピングでストレス発散をするのと同じですね。
読書はお金と時間を使う価値が高いと思いますので、読書を好きになり読書を趣味にして、読書でストレス発散することをオススメします。
新しいことが身につくワクワク感を感じる
読書では自分の知らないことが知れたり、著者の経験や体験を疑似体験することができます。つまり、新しいことを身につけることができます。
私は新しいことをするときにとてもワクワクします。
ワクワクするとドーパミンという脳内物質が分泌され、これがストレス発散にも効果があります。(直接的には効果はあると言えませんが、間接的に効果はあります)
ドーパミンはモチベーションアップや人間の学習や行動の動機づけに関係すると言われており、『目標を立てること』『立てた目標を達成すること』などで、報酬系のドーパミンが分泌されます。
モチベーションが高い人、ワクワクしている人がストレス溜まっているようには見えませんよね?実際、私もワクワクしているときはストレスがないときです。
つまり、読書をしてワクワクすることができればストレス解消は可能になります。
私自身、温厚な性格で人に対してイライラしたり、怒ったりすることはほとんどないのですが、読書の効果かもしれません。
読書アウトプットで論理的思考力が身につく
『論理的思考力がない』『そもそも論理的思考力って何?』そんな声も聞こえてくる世の中ですが、その原因のひとつが読書量の不足です。
文化庁のが調査したところ。マンガや雑誌を除く1カ月の読書量は下記の通りです。
・1〜2冊:34.5%
・3〜4冊:10.9%
・5〜6冊:3.4%
・7冊以上:3.6%
・読まない:47.5%
本は論理的に作られていますので、本を読めば読むほど論理的思考は自然と身につきます。
実は私も以前は論理的思考に不安を持っていたのですが、本を読みブログを始めてから論理的思考力が身につきました。
その結果、私の書評がある著者の読書感想キャンペーンで優秀賞を3回いただいています。
読書アウトプットで文章を読むスピードが速くなる
当然のことですが人は経験を重ねるごとに能力が向上します。読書も同じです。
本を読めば読むほど、読むスピードが速くなります。もちろん、物理的に読むスピードも上がるのですがそれ以上に大事なものが身につきます。
それは『重要ポイントを見抜く力』です。読書は生き物です。全て同じリズムで読んでいてはいけません。
大事なポイントと流して良いポイントがあるので緩急をつけて読みましょう。
読書量を増やせば、そのポイントをすぐに見抜けるようになり、効率的な読書をすることが可能になります。
また、これは読書にだけでなく普段の生活や仕事にも活かすことができます。
例えば、仕事でも『情報量』が大切だと勘違いしいる人がいます。(特に新人営業マン)しかし、大事なことは情報量ではなく情報の質です。言い方を変えると、相手が求めている情報です。
そのため、『重要ポイントを見抜く力』が身についていれば膨大な資料やデータの中からポイントを絞り、最適な提案をすることができます。
読書アウトプットで仲間ができる
本を読むとたくさんの仲間ができます。なぜなら人は『共感したい』生き物だからです。『自分か感じたことを誰かに伝えたい』そんな想いで行動をすると、きっと同じ想いを持った仲間に会えます。
リアルで仲間に会いたい場合は出版記念講演に行きましょう。
多くの著者は出版記念講演会を開催しています。私は自分の好きな著者や気にいった本の出版記念講演会は必ず行くべきだと考えています。その理由は下記の3点です。
・本の内容の理解をより深められる
・話を聞くことで感情が動き行動に繋がりやすい
・著者に会えて嬉しい、幸せ
・同じ共感力を持った仲間に会える
反対に『リアルで会うのは嫌だ、そこまでの行動力はない』という人はtwitterを活用しましょう。
最近、twitterはコミュニケーションツールとして再び脚光を浴びています。それはtwitterが匿名可能な媒体だからです。
アウトプット・情報発信の大切さは理解したものの、何かしらの理由で顔出しが出来ない人はTwitterで匿名での発信を行なっているケースも多いです。Twitterでは気軽にフォローができて、コメントやシェアもできるので仲間になりやすく、オススメです。
私もTwitterをやっているので是非絡んでください。
読書アウトプットで得られる効果まとめ
たくさんの効果をお伝えしてきたので再度、読書アウトプットで得られる効果を整理します。
- 新しい知識を得ることができる
- 集中力が上がる
- ストレス発散になる
- 論理的思考が身につく
- 文章を読むスピードが速くなる
- 仲間ができる
これだけメリットがあり、デメリットはありません。読書はアウトプットしてなんぼですね。やるしかない!
ちなみに私は論理的思考力が身につきプレゼン能力も上がりました。
また、そもそもの「読書」の効果については以下の記事で詳しく解説しています。読書の効果を知った上で、読書のアウトプットを実践できると効果が最大化できるのでおすすめです。
具体的な読書アウトプット方法
上記で述べたようにアウトプットには「話す」「書く」「行動する」の3種類があります。それぞれのポイントをお伝えします。
読書アウトプット方法①話す
話すことは最もポピュラーで最も簡単なアウトプット方法です。生活や仕事の中で話す機会はたくさんあると思います。
第三者にじぶんが体験したことを話すことで脳が活性化されて記憶に定着するので、積極的に話すようにしましょう。
話す内容はなんでもOKです。今日1日を通して幸せだと感じたこと、今日の仕事で学んだことなど。
同じことを違う場所で3回話す
ただし、同じ人に同じ話をすると嫌がれる可能性があるのでご注意ください。
話すときのポイントは下記の3点です。
・事実と意見を切り離して話す
・気付きを盛り込む
・感情を込めて話す
「話す」アウトプットの特徴は相手に感情が伝わりやすいことです。相手に気持ちを伝えたい場面では話して伝えることをおすすめします。
読書アウトプット方法②書く
文章を書いてアウトプットする方法です。
最も良い方法はSNSやブログに文章を書くことです。本の感想や映画の感想など、その他自分の詳しいことをアウトプットするのが最適です。
SNSやブログでアウトプットすることで、周りのフィードバックをもらうことが可能です。
文章は自分が正しいと思って書いていても、周りから見るとおかしいと感じることもあるので、第三者の視点からアドバイスをもらうようにしましょう。
「書く」メリットは思考を整理しながらアウトプットできることです。
話す場合は、その場での本番勝負となることが多いですが、書く場合は内容をしっかりと推敲してから発信することができます。
書くときのポイントは下記の3点です。
・文章の構成を考えてからアウトプットする
・遠回しな表現は避ける
・フィードバックをもらう
うまく書くためには普段から様々な事象を意識的に捉える必要があります。
事実・経験・体験・考え・変化・行動など。自分に起きている事象を言語化できるように常に準備しておきましょう。
現在、「ブックレコメンド」というサイトで寄稿者の募集をしています。寄稿方法は「本2冊の紹介とそのつながりを500字程度で書くだけ」です。
読書のアウトプットを練習するのにちょうど良いと思います。ぜひチャレンジして見てください。
ブックレコメンドの詳細はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
読書アウトプット方法③行動する
「話す」「書く」意外のこと全てが「行動」です。また、アウトプットの中で最も大切なのが「行動」です。
例えば、読書を例にあげると、下記の行為のうち最も価値が高いのはどれでしょうか。
・読書をして感想を誰かに話す
・読書をして感想をSNSに書く
・読書をして行動が変わる
行動しなければ何も変わりません。そのため、「行動」こそが真のアウトプットだといえるでしょう。行動としてアウトプットをしなければ、せっかく手に入れたインプットも意味がなくなります。
ひとは行動をすることで初めて変わります。
知識をもっているだけでは意味がありません。しかし、ひとは失敗するのを恐れ、周りの評価を恐れ行動できなくなります。『失敗成功のもと』という言葉があるように、成功に失敗はつきものです。
しかし、失敗できるのは行動した人のみです。
失敗を恐れず、どんどん行動(アウトプット)して成長しましょう。
また、読書のアウトプットを実践するためには大前提として読書量を増やす必要があります。時間がない人や読書が苦手な人には本の要約サイトをおすすめします。
詳細は以下記事にて解説しています。
読書アウトプットの準備編
読書のアウトプットの具体的な方法の前に、読書のポイントをお伝えします。良質なアウトプットをするためには良質なインプットが必要となります。
インプットは質と量どちらが大事か?
結論は、どちらも大事です。
本記事ではインプットの「質」を高める方法を解説します。
深読することで本の内容を理解する
深読とは、本から学びと気づきを得て、「議論できる水準」にまで内容をきちんと理解するように「深く読む」読み方のことです。
本屋に行くと、「速読」「多読」という言葉を多く見かけます。しかし、速読・多読ではなかなか本を深く読むことができません。
本を読む以上、それが血となり、肉となるような読み方をする必要があります。成長しない浅い読み方では、意味がありません。
アウトプット前提のインプットで効率UP
アウトプットするためには「内容を説明できる」「内容について議論できる」必要があります。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいる意味はありません。
アウトプットを前提としたインプットをするだけで「集中力」や「記憶力」が大幅に上がります。
・ブログに書評を書前提で読書をする
・SNSで感想をシェアする前提で読書する
・友達と本の議論をするために読書をする
など。アウトプットを前提としたインプットは読書効率が大幅にあがりますので、意識してください。
良書を読むことで継続する
読書は「続かない」「最後まで読み切れない」人が多いです。その理由は良書を読んでいないからです。
良書とはあなたがワクワクする本です。ロングセラーが必ずしもあなたにとって良書とは限りません。
そのため本を購入する際は本屋で選ぶことをおすすめします。もくじや本の冒頭部分を読み、あなたがワクワクする本を買いましょう。
読書アウトプット初級編
ここからは読書アウトプットの方法をお伝えします。まずは初級編。対象者はアウトプット初心者です。
・アウトプットをしたことがない
人向けの内容となります。
本に線を引くだけで集中力があがる
本を読む際にマーカーや赤ぺんで線を引き、必要に応じて書き込みを入れましょう。本に線を引くタイミングは下記の3つです。
・新しい気づきがあったとき
・参考にしたい表現や知識があったとき
・なんとなく気になったところ
マーカーを引いて本を読むと、引かない場合に比べ、内容に集中するので、インプットの質が上がります。
インプットとアウトプットは表裏一体です。
インプットの質が上がるとアウトプットの質もあがります。また「線を引く」という行為自体もアウトプットとなります。線を引くことは誰にでもできるので実践してみてください。
気づきを本に書き込み思考を深める
本を読んでいると新しい気づきや発見があります。そのときは迷わず本に書き込みをしましょう。
本を読む最大の利点は自分の思考が深まることです。ただ本に書いている内容を理解するだけではもったいないです。本の内容を理解したうえで、自分の行動にどう落とし込むかが大切になります。
そのため、本を読みながら自分が感じたことを書き込むことで、読書の質は上がります。
また、読書好きの人は本に書き込みをしない傾向にあります。これは本を綺麗に保管したいという想いからくるものでしょう。
しかし、本の内容を覚えていなければ書評を書くなどのアウトプットはできません。読書はアウトプットするためにあります。本をどんどん汚しましょう。
声に出して読むことで脳を活性化する
音読をするとインプットとアウトプットを同時進行で行うので、脳の血流量が増えると言われています。脳の血流が増えると脳が活性化し、記憶が定着しやすくなります。
ある小学生を対象にした実験では、用意した単語を2分間でどれだけ覚えられるかというテストをしたところ、音読を続けた後の方が約20%記憶力がアップしたそうです。
また、平均年齢48歳の大人の方々に、同じようなテストを実施したところ、記憶力が10歳程度若返ったとのことです。
目で文章を追って黙読をするよりも音読をした方がインプットとアウトプットを効率よく行うことができ、知識の定着スピードが早くなります。
読書アウトプット中級編
次は中級編。対象者はアウトプット経験者です。
・アウトプットが継続できない
・アウトプットの効果を感じない
・もっと効率の良いアウトプットをしたい
人向けの内容となります。
本を最大限活用する読書ノートの書き方
読書ノートを書くと、本を最大限に活用することができます。読書をする人は多いけれども、本から得た学びや情報を効率よく自分の資産として残せていない人も多いです。
「文字を目で追う読書」から「何かを書き出す」読書に変えることで、読んだ本の内容を記憶し、行動に変えてきましょう。
また、ノートを書こうとすることで、読書に「ノートを書く」という目的が生まれ、効率の良い読書が可能です。まずその本から自分は何を学びたいのかを明確にした上で読書をしましょう。
実際にノートに書くのは下記の3点です。
・印象に残った言葉や表現
・気づき
・今後の行動(ToDo)
印象に残った言葉や表現
本を読む理由は「仕事や実生活に生かすため」「悩みを解決するため」だと思います。そのため、実際の行動が変わらなければ意味がありません。
「これは仕事で使えそうな情報だ!」「これをすれば自分は買われそうだ」という情報は必ずメモするようにしましょう。
気づき
事実だけをノートに書いても、行動は変わりません。なぜなら、自分ごと化できていないからです。
大事なことは、本に書かれていることではなく、本に書かれている内容に対して何に気づき、どう行動が変わるかです。
「自分の場合どうか?」「実際にどう活かせそうか」を具体的に考えるようにしましょう。
今後の行動(ToDo)
何度も言います。本に書かれていることが重要ではありません。
本を読んで行動がどう変わるかが重要です。どんな素晴らしい学びを得ても、どんな素晴らしい気づきを得ても、行動が変わらなければ意味がありません。
そのため、必ず今後の行動(ToDo)を明確にするようにしましょう。ただし、欲張りすぐはNGです。多くても3〜5つに絞り、行動しましょう。
本を読んだ後は必ずTODOを設定しよう
Twitterでハードルを下げ読書の感想をシェアする
読書のアウトプットができない理由、それはハードルが高いことです。
読書のアウトプットと言うと本の書評や要約を書くイメージをしてしまい、書くことが億劫になってしまいます。そんなときはアウトプットのハードルを下げ、アウトプットしやすい環境を作りましょう。
そこでオススメしたいのがTwitterです。Twitterは140文字という制限があるため、誰でも気軽に書けるでしょう。
140文字を10回アウトプットすると1400文字で立派な書評を完成させることもできます。
また、Twitterの場合、フォロワーからの反応がもらえます。イイネやリツイートをもらえるとモチベーションも上がり、もっと本を読んでもっとアウトプットしたいという気持ちになります。
アウトプットに慣れてきたら、まずは Twitterで発信してみましょう。下記にTwitterの感想アウトプット例。
独特でステキな髪型のコピーライター
中村 圭さん(@keiokei )の新刊、
「説明は速さで決まる」お!これおもしろいやん!
これやってみよ!
ってワクワク試しながら読んでたら、
もう「おわりに」の章まで読んでた!読んですぐにトライできる最高の説明本でした😃
二巻、まだですかーw? https://t.co/ddNG0h4Mqx
— 大原 廣之🏥病院歯科医師・博士 (@Hiro_Oohara) May 28, 2019
#ブログ更新しました #星渉 さんの#神メンタル です。@chihaya_seto さんに
教えていただきました。
有難うございます。なぜメンタルが大切か
理解出来ます。自己評価の低い私には
ピッタリの1冊でした。よろしくお願いします。https://t.co/Xo12UrpmAo
— アガイカイ@読書アウトプット (@agaikai) May 30, 2019
ブックレコメンドで稼ぎながら本を紹介してみる
現在、「ブックレコメンド」というサイトで寄稿者の募集をしています。寄稿方法は「本2冊の紹介とそのつながりを500字程度で書くだけ」です。
読書のアウトプットを練習するのにちょうど良いと思います。ぜひチャレンジして見てください。
ブックレコメンドの詳細はこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
読書する場所を工夫して環境を整える
読書の場所によってアウトプットできるかどうかが決まります。
読書のアウトプットは、読了後すぐが最適なタイミングです。鉄は熱いうちに打て。読了1週間後に感想を言えと言われても本の内容すら覚えていなかったりします。
読書のアウトプットを考慮した際、最適な場所は下記の2つです。
・カフェ
・電車の中
必ず他人の目がある場所で読書をしてください。家の中など、ひとりの場所で読書を終えると、達成感で休憩してしまいます。場合によってはその本は永遠に開かれないこととなるでしょう。
他人の目がある場所であれば必死に頑張ろうとします。
読書する場所が確保できない場合
人それぞれ事情があると思います。「電車の中で読書しろと言っても満員電車で無理だ」そんな声もあるかと思います。
そんな方には、耳で聴く読書をオススメします。Amazonオーディブルを使えば場所を選ばずいつでもどこでも読書ができるので読書効率が圧倒的に上がります!
読書アウトプット上級編
次は上級編。対象者はアウトプットを継続的に行なっている人です。
書評ブログは最強の読書アウトプット術
効率的に読書の効果を上げることができるのが書評ブログです。そして、ブログは最強の読書アウトプット法です。理由は下記の3点が網羅されているからです。
・本の内容が整理される
・思考が深まる
・行動することが明確になる
書評と混同してしまいそうなのが、「読書感想文」と「本の要約」です。読書感想文は自分の意見を中心に書きます。
本の要約は内容をかみ砕いて本の重要ポイントを詳細に説明することです。
書評は、本を読者に個人の視点を交えて紹介することが目的です。正当な評価を書き、本の内容が読者に誤解されないように記載します。
ただし、書評にも自分の考えや気づきを書く必要があります。もし、自分の意見が無いと、本の紹介になります。
そのため、本の書評は「読書感想文×本の要約」とも言い換えることができ、最強の読書アウトプット術となります。
書評ブログの書き方に関してはこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
行動すると人生が変わる
上記でも記載しているように、アウトプットの中で最も大切なのが「行動」です。
アウトプットは人生を変えると言われていますが、それは行動が変わっているから人生が変わるのです。
反対に、行動しなければ何も変わりません。行動としてのアウトプットをしなければ、インプットは意味ありません。
行動するためのコツは小さく始めることです。例えば、本を読んでアウトプットをするときに、いきなり書評を書こうとしても不可能に近いです。仮にできたとしても継続できないことがほとんどでしょう。
しかし、 Twitterで感想を140文字で書くぐらいであれば、誰にでもできます。それでもハードルが高い場合は1行でもOKです。
大事なことは、小さくてもイイからとにかく行動することです。行動することのメリットは下記の3点です。
・始めると慣性の法則で続けられる
・自分でもっといいやり方を考えるようになる
・他人からフィードバックがもらえる
読書をしたときはネクストアクション(ToDo)を必ず明確にし、行動しましょう。そうすることで人生は変わります。
読書を習慣化し『1/10,000の人材』になる
読書をすると人生が変わると言われていますが、もちろん本を1冊読んだだけでは人生は変わりません。積み上げが大事です。
読書を習慣化することで、圧倒的なインプット×圧倒的なアウトプットが可能となります。
また、読書や読書のアウトプットを継続できる人は多くありません。多くの人がすぐに挫折してしまいます。だからこそ「続けること」に価値があります。
始めることは簡単ですが、続けることはとても難しいです。
何かをしたい人、10000人。
それを始める人、100人。
それを続ける人、1人。
という有名な言葉があります。続けれる人は10,000人に1人しかいないのです。
しかし、実際に私たちが人生を変えようと思えば習慣を変える(続ける)必要があります。
読書の習慣化のコツは「朝」の時間を使うことです。早起きして朝読書をするメリットは下記の3点です。
・自分のやりたいことが自由にやれる
・集中力が高く生産性が上がる
・制限時間があるため効率が上がる
朝起きてからの2時間は脳のゴールデンタイムと言われています。脳のゴールデンタイムに読書をして、アウトプットすれば必ず人生は変わります。実践してみてください。
読書アウトプットをする前に読むべき本
私の読書アウトプットの原点となっている2冊を紹介します。
読んだら忘れない読書術
読書アウトプットのバイブルと言える本です。私はこの本をきっかけに読書アウトプット、書評ブログを始め、人生が変わりました。
本書に記載されているポイントは下記の5点です。
・アウトプットすることで「文章力」を鍛える
・最強のアウトプット復習法は「読んだら話す」
・スキマ時間で集中読書
・本は読みたいところから読む
・楽しみながら本を読む
とはいえ、「読書のアウトプットなんてハードルが高い!」「そもそも読書する時間がない」という人は多いです。そんな人に大事なことを2つお伝えします。
・スキマ時間を使え
・1行でいいからアウトプットしろ
これさえ実行出来れば人生変わります。
アウトプット大全
本書はアウトプット辞典とも言うことができるでしょう。ありとあらゆる角度からアウトプットについて記載しています。
本書を読むだけでアウトプットに対する考え方と具体的なノウハウを学ぶことができ、圧倒的な自己成長と幸せな人生を手に入れることが出来ます。
・本を読んでも次の日には内容を忘れてしまっている
・知識はあるのに行動に移せない
・自分に自信が無く、自分の意見を言うのが怖い
そんな経験がある人も、アウトプットをすると猛烈に自己成長します。その結果、だんだんと人から承認され、自分に自信が持てるようになります。
また、アウトプットをするためには常に自分にとって有効な情報が必要になります。
そのため、常にアウトプット脳になり、インプットの段階からアウトプットを意識するようになります。そうすることで、自分にとって必要な情報がどんどんと集まってきます。
つまり、アウトプットをすることで圧倒的な自己成長が可能です。読書はアウトプットをして初めて価値があります。
さらに詳細はこちらの記事に記載していますのでチェックしてみてください。
読書アウトプットでお金を稼げる?
読書のアウトプットを副業にする方法は意外と多いです。
・本のアフィリエイト
・読書ブログを運営する
・ブックレコメンドに寄稿する
・本の要約ライターになる
・スキルシェアサービスを使う など。
たくさんありますよね。
読書アウトプットを活かしたおすすめの副業は以下の3つです。
・本のアフィリエイト
・読書ブログを運営する
・ブックレコメンドに寄稿する
こちらの表で大まかなイメージを掴んでください。
方法 | 難易度 | 稼げる | おすすめ度 |
アフィリエイト | ○ | ◎ | ◎ |
読書ブログ | △ | ◎ | ○ |
ブックレコメンド | ◎ | △ | ◎ |
この通り、最もおすすめの読書副業はアフィリエイトです。
実際にアフィリエイトでどれぐらい稼げるのか、どうやればいいのかなどはこちらで解説していますので参考にしてください。
また、読書を副業にして収入UPする方法はこちらで解説していますので参考にしてください。
読書アウトプットまとめ
本記事では読書アウトプットの効果を明確にし、実際のアウトプット方法を初級編、中級編、上級編の3つに分け、それぞれ具体的にアウトプット方法をお伝えしてきました。最後にもう一度まとめます。
・新しい知識を得ることができる
・集中力が上がる
・ストレス発散になる
・論理的思考力が身につく
・文章を読むスピードが速くなる
・仲間ができる
・本に線を引く
・本に書き込む
・声に出して読む
・ノートにまとめる
・Twitterで感想をシェアする
・ブックレコメンド本を紹介する
・読書する場所を工夫する
・書評ブログを書く
・行動する
・読書を習慣化する
アウトプットは一朝一夕で上手になるものではありません。最初は誰もが自分のアウトプットの下手さに失望するでしょう。
しかし、アウトプットは継続することで必ず上達します。そして、継続すればするほど人生は変わっていきます。
まずはこの記事の感想を友達に話したり、Twitterに投稿してみてください。
あなたがインプット中心の生活から抜け出し、アウトプット中心の生活で人生が変わることを祈っています。
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