書評

他人の目が気になる人へ / 水島広子【書評】

『他人の目が気になる人へ』

光文社/水島広子(著)


『他人の目が気になる』

『自分の評価が気になる』

『陰口を言われているような気がする』

 

あなたも、そんなことを考えたことはありませんか?

 

 

私はいつも他人の目を気にしてしまします。

そのため、自信が持てず、覇気がなく、

物事がうまくいかないという負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

いつも「自分は自信さえ持てればうまくいく」と自分に言い聞かせていますが、

あまり効果はなく、どんどん自信がなくなっていくばかりです。

 

そんな、完全に自信を失っているときにこの本に出会いました。

 

気付き

  • 他人の目を気にするということは、自分のことばかり見ていることである
  • 自信とは「感じる」ものである
  • 評価は他人の問題

 

他人の目を気にするということは、自分のことばかり見ていることである

「他人の目」にとらわれるということは、人を気にしているようで、

実は自分のことばかり見ているということです。

 

自信がないから「他人の目」を気にします。

「他人の目」を気にすればするほど、自信はなくなります。

 

「他人の目」を気にするのは自信がないからと言ってしまうと、

自分をよくして自信をつけようという出口のないスパイラルに陥ってしまいます。

 

「自信さえつけば」という気持ちは、「他人の目」から見て、

自信がありそうに見えればという気持ちと同じです。

 

自信さえつけばということは今自信がないことを認めることになります。

そんな自信がない自分に自信を持つことはできず

どんどん自信がなくなっていくというスパイラルに陥ります。

 

自信とは「感じる」ものである

それではいったい自信とは何なのでしょうか?

自信とは、「自分を肯定する気持ち」です。

 

「自信がない」というのは、「実際の自分がどうか」ではなく、

「自分についての感じ方がどうか」という話です。

 

客観的に見て同じことができていても、

ある人は自信がなく、

ある人が自信があるのは感じ方が違うからです。

 

つまり、自信は「つける」ものではなく、「感じる」ものなのです。

自信を感じるためには「自分の好きなところを見つける」のではなく。

長所も短所も含め、「今の自分はこれでいいのだ」と

自分のありのままを受け入れることです。

 

つまり、自信とは

ありままの自分を受け入れ、感じた自分を肯定することです。

 

評価は他人の問題

他人に対して「ださい」という人は、その人自身が「他人の目にとらわれている」

「他人からの評価」とはあくまで相手側の問題です。

相手が見ているのは実際の自分ではなく、相手のとらえ方を通した「相手が見る自分」なのです。

 

他人に評価をくだされたとき、自分が悪いのだと感じ、自分側を整えようとするが、実際は、相手側の問題なのです。

 

また、他人に評価をしたがる人は、自分自身にも厳しい評価を下して、

苦しい人生を送っているのです。

 

まとめ

自分に自信が持てない人は非常に多いと思います。

それは、他人の目を気にするからです。

他人の評価を気にするからです。

 

自信を持つためには、ありのままの自分を肯定し、感じることが重要です。

とはいえ、すぐ簡単に自信がつくものでも無いと思います。

 

まずは、相手の目を気にしてしまったときに、

それは無駄なことだと思い出すこと。

 

そして、ひとつひとつ実践していくことで、徐々に自信を持つことができます。

まずは自分が自分を受け入れてあげましょう!

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