仕事術

【書評】あなたのスピーチレベルがあなたの年収を決めている / 鴨頭嘉人

『あなたのスピーチレベルがあなたの年収を決めている』

かも出版 / 鴨頭嘉人(著)


『人前で話すのが苦手だ』
『自分の話が伝わっていない』
『自分の話を誰も聞いていない』

あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?

それは、あなたのスピーチレベルが低いからです。スピーチとは『話し方』や『テクニック』のことではありません。

一言で言うと、コミュニケーション能力です。実は『話す』ことはコミュニケーション
一部にすぎません。

そのため、私たちはコミュニケーションを学ぶことで、『話す』ことを含めた、伝達力を高めることができます。

話すことは成功への鍵でもありますが場合によってはマイナスの効果さえ生み出してしまう、、、もろ刃の剣のようなものです。それなのに私たちは学校教育において、コミュニケーションの学習はしてきませんでした。

だからこそ、今、改めて勉強をしていきましょう!本書はその第一歩です。特にコミュニケーションの中でも「話す」ことに特化していますので、もっとコミュニケーションを円滑にしたい、スピーチが上手くなりたい、話がうまくなりたいという人にはかなりおすすめの本となります。

 

それでは、私の気づきを共有します。

 

気づき

・考え方を磨く

・目的を明確にする

・心の矢印を意識する

考え方を磨く

スピーチ力を上げようと思うと、どうしても『話し方』や『テクニック』を重視しがちです。

実はスピーチ力においては話し方やテクニックが重要なのではありません。重要なのは考え方です。なぜなら、話す内容は自分の『考え方(マインド)』から生まれているからです。

そのため、普段の在り方が大事になります。考えてみてください、『世の中で1番大事なものは健康だ!』と言っている人がタバコを吸っていたらいかがですか?信用できないですよね。

言葉と行動が一致しないことが1番信用をなくします。だからこそ、『話す言葉』自体に意味はなく、普段の考え方や在り方が大事になってくるのです。

 

目的を明確にする

私の勤務している会社では、朝礼でスピーチがあります。日替わりで前日に指名されるのですが、話がうまくまとまってない人が多いです。。。それは、目的が明確でないからです。

話がまとまらない人の特徴として2パターンあります。

1、冒頭で「話がまとまってないんですけど」と言う

自分でそんなこと言っているのですから、まとまってないのは当たり前ですね。恐らく自信のなさからそういった発言をしているのだと思いますが、非常にもったいないです。

冒頭でいきなり「話がまとまってないんですけど」という人の話を誰が聴きたいですか?

前日に指名されているのになぜまとめてこないのですか?

まずはどんな場面も自信を持つことが大事だと思います。失敗してもいいんです。日本の教育ではスピーチの練習はしてこなかったのですから、できなくても当たり前です。

そして、貴重な練習の機会を自ら壊してしまうのはもったいないです。明日から「話がまとまってないんですけど」はやめましょう。

 

2、目的(ゴール)がない

これに該当する人は非常に多いです。話が脱線したり、最終的に何が言いいたいかわからない・・・。そんな場面によく遭遇します。そして、その原因が目的(ゴール)がないことです。

どんな場面で、どんな人に対して、どんなスピーチをするかを明確にする

これが大事になってくると思います。例えば、朝礼であれば、朝から全員で元気に働くためにも、社員の士気を上げる話をする、、、例えば

「私は○○さんに感謝したいです。なぜなら昨日、私が△△なときに、◻︎◻︎をしてくれました。そのとき私は会社全員がチームになり助け合って仕事をすることの大切さを学びました!!今日から私は最低でも5人の人に「ありがとう」を言います。また、自分も「ありがとう」と言われるように常に相手のことを考えた行動を心がけていきます。今日1日だけでもいいです。皆さんも一緒に会社中に「ありがとう」が溢れる、そんな会社を目指して働きませんか?・・・・」

のような感じです。

そのときの状況によって目的は変わってくると思いますので、まずは目的を明確にすることが大切です。シンプルに『自分が話した後、誰がどのように行動変化しているか』をイメージしてみてください。

それだけで、話し方や話す内容は自然と適切なものがアウトプットされると思います。

反対に、自分のことばかり考えて「うまく話そううまく話そう」と考えていると、、、最終的に相手に何も伝わっていなかった・・・。なんてこともあるので気をつけてください。

 

心の矢印を意識する

スピーチの際、話の冒頭に『えー』と言ってしまう人は多いのではないでしょうか?私もそうです。

今までは、『えー』と言ってしまうことはいけないことだと思っていました。かし、本書を読んで気づかされました。

『えー』は言ってもいい!しかし『えー』を気にしているようではダメ

です。意識して聞いて見ると有名な人でも話す際に『えー』と言っていることは多いです。しかし、それが気になる人と気にならない人がいます。

それが心の矢印の方向です。つまり自分のことばかりを気にしている人と、相手に届けたい・伝えたいと思ってる人の違いです。

極論、心の矢印が相手の方向に向いていればなんでもオッケーです。実際にそういう人の話を聴くと『えー』は全く気にならないです。

話すときはまず『自分がどうか』よりも手に伝える』ことを意識してみてください。必ず伝わるはずです。

 

まとめ

今回は『話す』ことを中心にお伝えしてきました。しかし、話すだけでなく、自分が話をしている時に相手の声を聴くことも大切です。

文字だけで見ると意味がわからないですが、、、つまり空気を読むということです。相手の表情や態度から相手の感情を読み取り、相手の求めていることを想像し、それを届ける。

これがコミュニケーションだと思います。日本の教育では伝達力を教えることはありません。だから伝達力が低いのも当たり前です。

しかし、社会に出ると、最も重要とされる能力のひとつが伝達力なのです。それは、人間関係は伝達力で成り立っているからです。そのためにもまずは、考え方を磨きましょう。そして考え方を磨くためには、読書が最適です。

私はそういった人たちに向けて、おすすめの本を紹介していきたいと思っています。これからも書評を書いていきますので興味があれば是非、読んでみてください!

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