書評

【書評No.175】世界最高の子育て/ボーク童子

『世界最高の子育て

ダイヤモンド社 /ボーク童子


本書の紹介

子どもに幸せになって欲しい
・子どもに自分らしく強く生きて欲しい

親なら誰もが願うことだと思います。

本書に記載されている教育法は全米最優秀女子高生を育てた教育法です。もちろん、日本の教育が悪いという訳ではありません。アメリカ流の教育方法も知り、自分や子どもにとって最適な教育法を実践することがベストでしょう。

さて、アメリカで最も重視されている基準は『学力』ではありません。全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」での審査項目と点数配分は下記の5つです。

・知力25%
・コミュニケーション力25%
・特技20%
・体力15%
・自己表現力15%

知力は25%ですから、テストの点数だけでは勝つことができません。

これらの各項目で共通して問われていたこと、それは『正解のない問題に自分なりの答えを見つけ、解決していく力』です。

そして、この答えのない答えを見つける教育が日本の教育と大きく違う点です。

私は日本生まれ日本育ち、完全に日本の教育で育ちました。そこで求められたことは『優等生』になること。決められたゴールに向かってみんながよーいどんで同じ方向に向かって走りだす。

最終的にたどり着くのが、
・偏差値の高い大学に行くこと
・大企業に勤めること

です。もちろん、それが自分にとって最も幸せなことであれば、OKです。でも、全員が全員そうではないはずです。

もっと、様々なことに触れていれば、
・自分のやりたいこと
・絶対に実現したいこと
が他にもあったかもしれません。

つまり、日本の教育では『自分で考える力』が育まれていないように感じます。もっと柔軟性を持たせてもよいのではないでしょうか。

ただし、最近ではインターネットの普及により、学生でも正しい情報を取得できる時代になりました。今までのように共通のゴールはありません。アメリカ教育のように『正解のない問題に自分なりの答えを見つけ、解決していく力』が重要となります。

しかし、そこで問題が発生します。親の世代がそういった教育を受けて良いないので、「どのように教育すればいいかわからない」そんな声が頻発しています。

そして、そんな悩みを解決する本が本書です。本書では、全米最優秀女子高生を育てた方法が実体験を元に記載されています。

・自分で考える力
・自分の意見を伝える力
・実行機能
・クリティカルシンキング

など。これからの社会に必須となる力の伸ばし方がメインとなります。それだけでなく、『自分の興味に応じて秀でたところをさらに伸ばす』といった個性の発揮も含まれます。勉強の先取りとする英才教育と、アメリカのエリート教育は根本的に目指しているものが違います。

本書を読み、これからの時代に求められる教育を実践していきましょう。

本書のもくじ

第1章、世界水準の「思考力」を養う
第2章、双方向の「コミュニケーション力」を養う
第3章、心が折れない「回復力」をつける
第4章、その子だけの「長所」を徹底的に伸ばす
第5章、「協働する力」こそが未来を切り開く

今回は特別に私が気になったポイントをお伝えします。

考える力を養う3つの思考法

私自身が最も学んでおきたかったと思ったのが『思考法』です。私は本を読み出してから、自分で考えるよういなったものの、それまでは自分で考えることを一切しませんでした。

決められたゴールに向かって進むだけの人生でした。そのため、何かを自分で決めたことはほとんどありません。主体性の欠如。

ありがたいことに私は真面目でそこそこ優秀でした。だからこそ、求められたことに応えようと思考停止して決められたことに対しての努力ばかりしていました。

そのため、子供には思考力を育んで欲しいと思っています。

さて、あなたは教科書にない問題に直面した時、どうしますか?また、子どもにどのような行動をして欲しいですか?

①、指示があるまで待つ
②、どうしていいかわからずに感情的になる
③、自分で何とかする

下記に紹介する3つに思考法を学べば、自力で解決するようになります。それも最適な方法で。

・自分で考える力
・実行機能
・クリティカルシンキング

先述したようにこれからの社会には今までとは違った学力が必要とされます。そのためにはこの3つの思考法を実践することが最適でしょう。

この3つの思考法の詳細に関しては本書に譲りますので、気になる人は本書をチェックしてください。

まとめ

これからは、学力だけでなく生きる力を育むことが重要です。

・思考力
・実行機能
・クリティカルシンキング
・コミュニケーション能力

などの真の学力スキルに加え、

・自信
・自制心
・協働力
・責任感
・共感力

などの非認知能力を伸ばすことが効果的でしょう。

日本の教育は変わろうとしています。そのためには、まず親の私たちが知り、実行する必要があります。教育は学校や塾だけでするものではありません。日々の家庭での教育も重要です。

本書には家庭でも実践可能なことがたくさん記載されていますので、是非これからの時代の子育てバイブルとして活用ください!