書評

【書評No.174】頭のいい子にする最高の育て方/はせがわわか

『頭のいい子にする最高の育て方

SB Creative /はせがわわか


『子どもに幸せになって欲しい』親なら誰もが願うことだと思います。

それでは、いったいどうすれば子どもは幸せになれるのでしょう?

もちろん、勉強でつまづかないことも大事です。しかし、それ以上に大事なことは、どんな環境でも適応し、誰とでも仲良く付き合い、困った人がいたら率先して助け、多少の困難も乗り越える力を身につけることではないでしょうか。

私もひとりの父親として、日頃から様々な子育て法を調べています。しかし、書いていることはバラバラで何が正しいのか分かりません。

そんなときに出会ったのが本書です。本書は、著者がハーバード大学、オックスフォード大学、かリフォルニア大学、東京大学、理化学研究所など、1000件以上の研究法にあたり、成功率97%を達成した選りすぐりの子育て法が紹介されています。

・やる気の出し方
・頭の良くなる遊び
・知育ドリルの遊び方
・本を好きにする読み聞かせ
・母親にはできない父親の重要な役割

など。

本書には「他人と比べない」「いっぱい抱きしめる」など、調べれば出てくるオーソドックスなことも記載されています。

しかし、本書には事実だけでなく、教育機関の研究結果などのエビデンスも記載されています。根拠にも触れているため、「なんとなく知っていた」子育て法が腑に落ち、納得して自信を持って取り組めるようになります。

もちろん、類書にはなかなか見ない子育て法も記載されています。

本書を読むだけで、『何をしたらいいのか』『どんなふうに考えればいいのか』が明確になるので、現在すでに、親の人やこれから親になる人、全員にお勧めできる本です。

※ただし本書は6歳までの幼児の子育て法になるので、ご注意ください。

本書のもくじ

第1章、コミュニケーション
第2章、生活習慣
第3章、遊び
第4章、学習

本書では冒頭で親のパーソナリティテストを行います。なぜなら、親のパーソナリティは子どもに遺伝するからです。

つまり、パーソナリティによって子育ての方法も変わってきます。そのため、まずは自分のパーソナリティを知ることから始まります。

そのため、本ブログでご紹介する内容が全ての人に共通する訳ではありませんのでご了承ください。

ちなみにパーソナリティ診断は18の質問に答えるだけです。その結果を元に下記の6タイプに振り分けられます。

・行動&ポジティブ
・情緒安定&自信
・努力&自制
・冷静&熟考
・調和&利他
・感性&信念

さて、今回は本書の中で気になったポイントを3つご紹介させていただきます。

子どもの才能を伸ばす

私のパーソナリティは【情緒安定&自信型】でした。感情コントロールの上手さと自信があるので、子どもは安心して、失敗を恐れずにチャレンジできるそうです。

確かに当たっていますね。感情的になることは滅多にないですし、自分に自信も持っています。常に新しいチャレンジをしたいと思っているので、その柔軟性を大切に子育てをしていきます。

このタイプの人は、みんなの考え方をきちんと聞いて理解する器の大きさと、新しい環境の中で自分のやりたいこと、やるべきこを見つけていく力があり、みんなから慕われるリーダーだそうです。

褒められてばかりで、なんだか照れますね。

このようにそれぞれのタイプによって子育ての方法も変わってきますので、是非自分がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみてください。

父親の大事な役割

それは社会性を育むことです。赤ちゃんは、自分がお母さんと別人格だとは気づいていません。成長とともに別の人間だと気づき始めますが、それでも幼児期は心の深いところでずっとつながっていまっす。

一方でお父さんは最初から、別の人間です。お父さんは初めて出会う他人なのです。

上記のことから、子どもと社会との関係の望む姿が、お母さんとお父さんの関係であるひつようがあります。お父さんとお母さんの関係から、他人との基本的な接し方を覚えていきます。

つまり、子育てにおいて夫婦の関係性は非常に重要となります。『夫婦ゲンカをすると、子どもの頭が悪くなる』とも言われています。

お父さんとお母さんが仲良くしていることは子どもの脳の成長にとても大切なことなので、意識してみてください。

知育ドリルに集中させる方法

それは「自分はできる!」というワクワク感を感じさせることです。親はどうしても自分の基準で、「こんなのができたらいいな」という難しめのものを選びがちですが、これだとドリルにははまりません。

子どもが知育ドリルんいハマるためには下記のことを実践してみましょう

・1歳年下向けの知育ドリルから始める
・子どもがやりたい量以上はやらない
・知育ドリルを買うときは、子どもに選ばせる
・どの問題を解くかも、子どもに選ばせる

このように、子どもがワクワクしながら主体的にやることがとても重要です。

間違っても親が「集中しなさい」と言ったり、難しすぎるドリルを与えてはいけません。これによって、小学校以降の勉強の好き嫌いも変わってきます。

まとめ

本書には巻末に『本書のおさらい』ページがあり。本書の内容が簡潔にまとまっています。

そのため、1度読んだ後に何度も簡単に読み返すことができます。また、読書が苦手な人や、なかなか時間をとれないお父さん、お母さんにもおすすめです。

私は子育て辞典として、いつでも読み返せるようにしています。子育てをしていると、思い通りにいかず大変なこともたくさんあると思います。

特にお母さんはひとりきりで辛く寂しくどうしたらいいか分からないことも多いでしょう。

そんなときも、本書を置いていれば安心。子どもへの愛情を思い出したり、子育てへの自信を取り戻すことができるでしょう。

子育ては子どもの成長とともに親も成長することができます。

あなたの子育てがやりがいのあり、楽しい子育てになることを願っています!