「言葉にできる」は武器になる。/ 梅田悟司【書評】

「言葉にできる」は武器になる。

日本経済新聞出版社/梅田悟司(著)


『あなたの言葉は伝わっていますか?』

『一方的に伝えたつもりになって満足していませんか?』

言葉は共感・共鳴を与えてこそコミュニケーションとなります。

ただ言葉を発するだけではただの1人よがりとなってしまいます。

この本では、相手との共感を目的とし、コミュニケーションの鍵となる「言葉」をいかに深めるか、またその方法を説いています。

「言葉」は生きている人、全員が使うもの。

あなたも普段から、書いたり、話したり、打ったり、たくさの言葉を使っていますよね?

この本を読めば、その言葉の一つひとつの質を高めることができます。

言葉を深め、武器にしましょう。

気付き

  • 内なる言葉を磨く
  • 人を動かすことはできない
  • 自分と向き合う時間を作る

内なる言葉を磨く

言葉には内なる言葉と外に向かう言葉があります。

内なる言葉とは、無意識のうちに浮かぶ感情や、自分自身と会話をすることで考えを深めるために用いている言葉です。つまり、自分の思考です。

外に向かう言葉は普段発しいている言葉です。

言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要があります。

そもそも自分の意見がないと、伝えることなどできません。

つまり、言葉を磨くということは、

自分の思考を深めるということです。

そのためにはまず、内なる言葉に意識を向けましょう。

「こんなときに、こんなふうに感じるのか」

そしてその気づきを紙に書き出したり、声に出してみましょう。

恐らく、うまく表現できないことが多いでしょう。

それは内なる言葉は単語や文節などの短い言葉であることが多いからです。

内なる言葉に向き合い、幅と奥行きを持たせることで思考を深めることができます。

私は実際ブログを書くようになり、自分の考えを言葉にする難しさを実感しています。

それは、そもそもの考えが浅かったからです。

まずは内なる言葉に気付き思考を深めることで、外向きの言葉を磨きます。

人を動かすことはできない

人を動かすことはできません。

できるのは、「動きたくなる」空気をつくることです。

言葉がどんなに重くても人を動かすことはできません。

大切なことは、動きたいと思わせる力です。

相手を動かそうとすればするほど、相手の心は固く閉ざしてしまいます。

「北風と太陽」をイメージしてください。

相手が自ら動く環境をつくることが大切なのです。

私はよく「軽い」と言われます。

つまり言葉に重みがないということです。

それは話方うんぬんというよりも中身に問題があります。

言葉を発する人が自身の体験から本心で語っていたり、心から伝えたいと思う「必死さ」や「切実さ」が大きく影響しています。

営業を受けるときも、「どうにか買わそうとしているな」と感じたときには、心を閉ざしてしいます。

人を動きたいと思わせるには自分の考えに確固たる自信を持つ必要があります。

そのためには、考えを深めることが不可欠です。

自分と向き合う時間をつくる

内なる言葉を磨くためには考えの幅を広げたり、奥行きを深める必要があります。

そのために大切なことが徹底的に自分と向き合うことです。

まずは、自分の頭の中に浮かぶ考えを全て書き出しましょう。

頭が空になると考える余裕が生まれます。

そして、書き出した考えに対して、

「なぜ?」「それで?」「本当に?」を深掘って考えます。

これを繰り返すことで思考を深め、内なる言葉を磨くことができます。

考えが深まると、自らの潜在意識が変わります、

潜在意識が変わると情報感度が高まり、今まで気づかなかった情報に気付くことができます。

そうすることで、今までになかたった考えを生み出し、

さらにそれを深掘って考え、また新しい考えが生み出せるというサイクルをつくることができます。

普段、時間をとって自分を向き合うことはできないと思います。

なぜなら、「いつか」時間があるときにうやろうと考えるからです。

いつかやろうはずっとやりません

今すぐに自分とのアポイントを設定し、自分と向き合う時間をつくりましょう。

まとめ

言葉を磨くには、考えを磨く必要があります。

思考を深めることで、言葉が深まり、また思考を深めることができます。

そのためには、まず、自分の内なる言葉(考え)としっかり向き合いましょう。

自分との向き合い方は、この本に詳しく記載されていますので、是非読んで見て下さい。

更に、この本には上級者(思考が深い人)向けの

伝えるテクニックも記載されています。

つまり、この本1冊さえあれば、言葉を磨き、伝えることまでできます。

言葉は人が皆、平等に持っているものです。

そのため、全ての人にオススメできる本です。

自分の気持ちや考えを伝えたい人は是非読んでみて下さい!