なぜ僕は4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか / 岩本武範【書評】

『なぜ僕は4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』

サンマーク出版 / 岩本武範(著)


『少人数だと話せるのに人が多くなると話せない』

『飲み会で居場所がなく用もないのにスマホばかりいじっている』

あなたもそんな経験はあるのではないでしょうか?

そんな経験があっても安心してください。これは脳の仕組み上、仕方がないことなのです。あなたがコミュ障な訳ではありません。

そして、この本には複数でのコミュニケーションが難しい原因と、うまくコミュニケーションをとる方法が記載されています。誰でも知り、対処すれば改善することができます。

あなたもすぐにコミュニケーションの達人になれます!

気づき

    • 人間の脳を理解する
    • ちょっとした工夫で会話脳を鍛えることができる
    • 人はみんな自分の話をしたい

人間の脳を理解する

私たちが相手とうまく関係を構築するためには相手を知る必要があります。そのためには脳の仕組みを知ることが重要です。

例えば、この本にスーパーの陳列の例が出てきています。同じ商品を陳列するときに1列より2列、2列より3列で陳列する方が売り上げが上がりました。しかし、3列から4列にした途端に売り上げは下がったのです。

その理由は脳は3つのことを処理するのが限界だからです。そのため4つ目をストレスと感じてしまいます。「3」という数字は人間の脳にとってポイントとなります。友達との会話も3人で会話する分には普通ですが4人以上になると急に話せなくなったり、結局2人-2人に別れたりしてしまいます。

私のブログでも気づきは3つに絞ってお伝えしています。これが4つの気づきになると脳は窮屈に感じ、読者は減るでしょう。

このように人間の感覚には3と4の間に大きな壁があります。普段から意識するとたくさんの発見があると思うので、3と4を意識してみてください。

ちょっとした工夫で会話脳を鍛えることができる

会話が少しでもうまくなりたい。でもそんな簡単に上手くできるように・・・なります。私たちの脳には会話脳と呼ばれる部分があります。前頭葉です。そこを意識的に刺激することで会話(コミュニケーション)を上達させることができます。

その方法は3つあります。

手を刺激する

手を刺激すると前頭葉の刺激に繋がります。そのため、グーパーをするだけでも脳の血流量を上げることができ、スムーズに会話に入ることができます。

貧乏ゆすりで全身に血液を巡らせる

足は全身に血液を巡らせるポンプのような役割を持っています。つまり貧乏ゆすりをするだけでもポンプの働きが大きくなり、脳を活性化することができます。

ぶくぶくうがいをして表情筋を鍛える

表情筋も前頭葉を刺激すると言われています。そのためぶくぶくうがいをすることで表情筋が鍛えられ、同時に前頭葉の刺激になりスムーズに会話に入ることができます。

このように日頃から意識的に前頭葉を鍛えるとどんどんコミュニケーションをとるのが上手になります。できることから1つずつ実践していきましょう。

人はみんな自分の話をしたい

人が1番好きなものは自分です。そのため自分の話をすることが大好きですし、自分の話を聞いてくれる一言も大好きです。それを知った上でのコミュニケーションを取ればOKです。「自分が何か面白いことを話さなければ」と思う必要はありません。

それよりも相手の話をしっかりと聞いてあげて共感することで相手と円滑にコミュニケーションをとることができます。

営業が上手な人に限って聞き上手な人が多いのはこのためです。相手に上手く話をしてもらい相手のことを理解できる人が営業として活躍しています。決して話がうまい人ではありません。

まとめ

この本を読んで1番大切だと感じたことは、相手の気持ちを考えるということです。市場の動きや人の行動の原因は全て人の気持ちです。相手の気持ちがわかる人間になればコミュニケーションを円滑に行うことができると思います。

そして、著者の岩本さんのお話をもっと聴きたくなりました。きっとたくさんの引き出しをお持ちだと思います。

この本だけでも他に「脳は左から右に見ている」「聞き返すときに”えっ?”というのはタブー」「よく話す人の左前に座る」など日常生活で使える知識がたくさん詰まっています。

私たちは脳の仕組みを知り、相手の気持ちを考えるだけで圧倒的にコミュニケーションが上手くなります。4人以上の場でコミュニケーションをとるのが難しいと感じたことがある人は是非この本を読んでみてください。