『波風を立てない仕事のルール』
きずな出版 /尾藤克之
・上司に手柄を奪われた
・ミスの責任を押し付けられた
・自分だけが怒られる
そんな理不尽な経験をしたことがありませんか?
世の中は想像以上に理不尽なことが多いです。特にサラリーマンをしていると、上司の機嫌中心に地球が回っていたりします。
私もサラリーマンをしているので経験があります。私が上司に目を付けられ、何をやっても怒られていました。反対に気に入られている同僚は何をやっても褒められます。ためしに同僚がやったことを私がやったことにして、私がやったことを同僚がやったことにして報告をしてみたところ、やはり怒られるのは私でした。
世の中は理不尽なものです。そのため、馬鹿正直では生きていくのが難しくなります。正直者がバカをみないためには世の中の仕組みを理解して、賢く生きていく術を身につける必要があります。
本書は国会議員の秘書、大手コンサルティングファームやIT系事業会社の役員経験がある尾藤克之さんが、世の中のたくさんの理不尽を経験された(特に議員秘書時代)うえで確立された処世術がたっぷりと記載されています。
本書を読み行動すれば、仕事やでトラブルに巻き込まれず、上司に気に入られながら、穏便に上手く世渡りができるようになるでしょう。
特に若手サラリーマンにはおすすめしたい1冊となります。
目次は下記の通りです。
第1章、事を荒立てない謝罪の鉄則
第2章、危険を冒さずリスクをかわす
第3章、上司に気に入られる仕事術
第4章、ご機嫌を取ってうまいことやる
第5章、文章で下手を打たないために
それでは以下、気になる3ポイントをお伝えします。
陰口、悪口は死んでも言わない
サラリーマンは正直、陰口や悪口が多いように感じます。特に、喫煙所や飲み会の席など、少人数で話す場があるとすぐに陰口を言います。
陰口・悪口を言っても良いことは一つもないので絶対にやめましょう。しかし、飲み会に参加していると自分の悪口大会が始まることもあります。
そんな時は、聞き役に徹して否定も肯定もしないのがベストです。波風を立てずに話を聞き、ニュートラルでいるよう心がけましょう。
実は私も以前勤めていた会社で、悪口に反応してしまい痛い目をみました。先輩が社長の悪口を言っていて、自分はそう思ってないにも関わらず適当に『うんうん』『確かにそうですね』と話を合わせていました。
そうすると後日、社長から直接『俺の悪口を言っているらしいな』と言われました。それ以来、社長との関係も悪化する一方でした。
陰口や悪口はすぐに広まりますし、関係性も悪化します。良いことは本当に一つもないです。決して自分は言ってなくても、同調するだけで同罪です。気をつけましょう!
細かいところで上司に気に入られておく
理不尽な目に遭わないためには自分で理不尽な目に遭わないような環境を作ることが大切になります。そのためには人間関係構築力が必要です。
上司との良好な関係を構築できていれば、多少のミスでも許され、関係を構築できていなければ自分のミスでなくても怒られることがあります。
以前勤めていた会社の先輩に人間関係構築力が高い人がいました。その人がやっていたことはたった一つだけです。それは、小まめな報連相です。
その先輩は他の部署から異動してきたのですが、配属当初、わざと上司に相談するために仕事をしているように見えました。そして接触頻度を上げ、見事に上司からの信頼勝ち取ったのです。上司が変わった時も同じパターンで、常にどんな上司にも気に入られていました。
報連相は誰にでもできます。もし、上司との関係に悩んでいる人がいれば、細かな報連相を心がけてみてください。
いいウソをつく
「噓も方便」という言葉があります。状況によってはウソをついた方が良い場面もあります。ただし、相手を騙したり、傷つけるようなウソは絶対にNGです。反対に、相手が幸せになる嘘や相手を気遣うための嘘であればOKです。
私は以前、営業職をしていました。あるお客様に対して『絶対にこのお客様のためになる』と心の底から思って提案している商品がありました。ただし、私にとっては必要ない商品。心配性なお客様は「あなたも使っているのですか?」と聞いてきました。
空気的に私が「使っている」と言えば安心して買ってもらえる場面、私は思わず「はい!もちろんです」と答えました。その後、罪悪感に苛まれましたがお客さんが安心して喜んで商品を買ってくれる姿を見ると、あの嘘はつくべき嘘だったと思えるようになりました。
嘘はあまりつくべきではないですが、このように人を幸せにする嘘はついても良いと思います。ただし、頻繁には嘘をつかないようにしましょう。それが嘘だと知っている人は反対にあなたのことを信用しなくなってしまいます。
まとめ
冒頭に記載した、上司と私の闘いですが、実は続きがあります。
あるとき、私は上司の理不尽さに耐えられなくなり、初めて強い口調で言い返しました。なんとそれ以降、上司は私に対して一切の理不尽をはからなくなりました。それどころか、仲良くなり2人で飲みに行くぐらいの関係にまでなりました。
私なりにその状況を分析したところ、恐らく上司からするとヘコヘコ顔色ばかり伺っている私が気に食わなかったのだと思います。
私がうわべばかりで仕事をしていたので、そのことを上司なりに注意してくれていたのだと思います。きっと上司も若手の頃は同じように育てられたのでしょう。そういう時代だったのでしょうがないと思います。
私は本音でぶつかり本気で向き合うことで理不尽な上司と円満な関係を築くことができました。しかし、それは運がよかっただけで、全員に当てはまるわけではないと思います。(むしろ希)
ただ、覚えていて欲しいのは、理不尽には理不尽なりの理由があります。理不尽な対応をされている立場からするとそんなこと関係ないぐらいにムカついたりもします。
しかし、そこで諦めるのではなく『なぜ理不尽なことをされるのか』『どうすれば解決できるのか』を必死に考え行動してください。
あなたには本書という強い味方がいます。闇雲に行動すれば墓穴を掘る可能性がありますが、本書の内容を実行すればきっと上手くいくでしょう。
目の前の辛い状況から逃げ出さず自分と向き合い、闘いましょう!!
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